男と女の、珠玉のラブストーリー。
秋の夜長、「その先」のことを語りましょうか。
この物語の主人公、あなたの知り合いだと気づいても、
どうか、素知らぬフリをして―。
▶前回:「息子は、私の作品なのに…」田園調布妻がどうしても赦せなかった、若い彼女が犯したタブー
第6夜「溺れる男」
「…その本、いつまで読んでるの?」
MacBook Airをわざと音を立てて閉じ、バーカウンターの横で本を読んでいた彼女に声をかける。するとチラとこちらを見た。
計算通り。
すかさず、体を向けて彼女の顔を覗き込んでから、手にしていた本に目をやる。
「『モンテ・......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
爆笑した