男と女の怪談~25歳以下閲覧禁止~ Vol.3

男と女の怪談:24歳超絶美形の幼な妻。年収2,000万42歳の男がハマった禁断の手管

男と女の、珠玉のラブストーリー。

秋の夜長、「その先」のことを語りましょうか。

この物語の主人公、あなたの知り合いだと気づいても、
どうか、素知らぬフリをして―。

▶前回:白金在住の美人妻。「禁断のアルバイト」が招いた誰にも言えない代償


第3夜「羨む男」


「なあ勝吾、俺、もう一度結婚することにした」

切れ者で、ときに冷酷とも評される同期の弁護士・和彦が、珍しく電話してきたと思えば驚きのニュースを口にした。

「こんな歳でいまさら披露宴もないけど…彼女のためにささやかなパーティは開いてやりたくて。おまえに挨拶を頼めないかな?」

休日昼間の恵比寿はのんびりとした空気が漂う。

とくに今日は、10月にしては日差しが温かい。最近購入した低層マンションの広めのベランダで資料を読んでいた俺は、驚きのあまりカウチから身を起こした。

「ほんとか!?そんな相手がいるならもっと早く言えよ。おめでとう、よかったなあ。42でバツイチのお前を貰ってくれるとは、どんな器の広い女性だ?」

軽口をたたくと、なぜか和彦は決まり悪そうに言葉を濁し、とにかく来週金曜の夜、紹介させてくれと言って電話を切った。

察するに、そう自慢したいような相手でもないのかもしれない。

俺も和彦も、超大手法律事務所の出世頭。パートナー弁護士で、自分で言うのもなんだが収入は申し分ない。とは言え、和彦の見た目はいたって普通で、最近ではうっすらと体に肉がついて輪郭もぼやけてきた。

しかし親友の慶事だ、どんな嫁でも会ったらうんと褒めて祝ってやろう。円満な結婚生活を送る先輩として、アドバイスしてやってもいい。

俺は上機嫌で、冷えたビールをとりにキッチンに向かった。

…この時はまだ、親友の結婚式を祝って祝杯をあげるほどには、余裕があったのだ。「彼女」を目にするまでは。

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