「自分は平凡」。小栗旬が、トップに立ち続ける男の条件を熱く語った!


若手との交流も大切にしている。

「例えば菅田将暉くんなんて僕からするともの凄い才能に溢れる若手で、彼の話を聞いているのはとても楽しい。仕事についても話すし、たわいもないことも聞くし、色んなことを知りたくなります」

後輩の才能に対しても〝羨ましい〞といった姿勢をみせ、好奇心を湧かす。とはいえ、単に〝平凡〞な俳優だったらこれほど多くの作品で主演をオファーされるわけがない。そう本人に言うと、再び意外な分析をした。

「たぶん、僕ぐらいの感じがちょうどいいんだと思います。突出するものもないし、でもあまりに当たり前というわけでもない。あとは身体がデカかったというのが大きいんじゃないでしょうか。

これは本気でそう感じています。184cmっていまちょうどいい身長なんです。大きすぎず、存在感は出せる。身長がだいぶ俺のことを助けています」

淡々とそう話す。もう、その場にいた誰もが彼の話を謙遜ともキャラ作りとも思っていない。

自分は平凡だという感情がスタート地点。だからこそ人とコミュニケーションを重ね、多くを吸収してきた。今年は直に仲間と集まるのも難しい日々が続き、対面のよさを改めて感じている。

「オンライン飲みをやりましたけど、雑な態度でも成立してしまうし、会うのとは温度が違う。空気で伝わることもあるので、それも含めて人間同士は面白いと思うんです」

日本の若手俳優界で先陣を切ってきた男、小栗旬。

彼の、その経験から導き出される言葉は、ビジネスパーソンにも深く響く。

月刊誌最新号では、トップを走り続ける彼の、その秘訣を5000字で紐解いている。

常に一流を極めたいと思う大人たちがハッとする金言が、見つけられるはずだ。


■information
84年に起きた未解決事件をモチーフにした塩田武士氏の小説『罪の声』を、小栗 旬×星野 源というタッグで映画化。35年前に起こった犯罪をきっかけに出会うふたりが、事件の鍵を握る脅迫テープを頼りに真実を追う

■プロフィール
小栗 旬 1982年生まれ、東京都出身。1995年の役者デビュー以来、多数のドラマ、映画、舞台に出演。2021年全米公開予定のハリウッド映画『ゴジラVSコング(仮)』に出演。2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に主演。北条義時を演じる

■衣装
ジャケット¥265,000、シャツ¥90,000、パンツ¥90,000〈すべてボッテガ・ヴェネタ/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン TEL:0120-60-1966〉、その他スタイリスト私物

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