“一般女性”の告白 Vol.2

200万以上かけて“モテ男”を落とした女。知られざる美女の闇



2017年3月。

「美優ちゃん本当におめでとう。約束通り、なんでも好きな物プレゼントしてあげるわ」

私の大学合格に、手を叩いて喜ぶ母。私も一緒に大喜びをした。

都内の難関国立大学合格を目指し、受験を頑張った理由。それはもちろん、父と同じ大学で学びたかったというのもあるけれど。

1番の目的は、母と交わした“約束”だった。

「本当に、なんでもいいんだよね?」

「ええ、なんでも!」

私は胸が張り裂けるほどドキドキしながらも、思い切って口を開いた。

「私、美容整形がしたいの…」

あの時の、母の顔は今でも忘れられない。驚いたような、傷ついたような、そんな表情。

母には心底申し訳なく思ったけれど、それでも私は、自分の思いを絶対に曲げなかった。

―整形して…彼の理想になりたい。

自分で言うのもなんだが、中学高校とそれなりにモテるほうだった。顔は小さいし、幼い頃からバレエを習っていたからか、首や手足も細く長い。原宿を歩けば、結構な確率で芸能事務所からスカウトされた。

でも、こんなレベルじゃダメなのだ。私には、究極の美女にならなくてはいけない理由がある。

私がずっと憧れ愛する彼、男性アイドルグループ「2nd」のセンター・川越将太の彼女になるために。

私と同世代なのに、10代前半の頃からトップアイドルとして活躍する彼。最初は、ただの大ファンだった。彼を一目見るため、ライブやイベントにも足しげく通った。


でも…。

それは、私が高校2年のことだった。

「熱愛報道…?しかも相手は一般人なんて…」

以前から、グループ内では“素行が悪い”と噂されていた彼。18歳になった矢先に、“一般女性”とのお忍びデートがスクープされたのだ。

ファンとしては、ものすごくショッキングな出来事だった。しかし、私はネットの掲示板に晒されていた相手の女性の写真を見て、ハッとした。

―この人、すごく美人…。

大きな目、細く高い鼻、形の良い唇、シャープな輪郭、ゆるく巻かれたワンレングスのロングヘアー。

モデル級の美人だった。

そのとき、私は悟った。このレベルの美人なら、一般人でも川越くんの彼女になれるのだと。

だから私は、美容整形で究極の美を手に入れることを決意した。

ー私、絶対に、川越くんの彼女になる!

この記事へのコメント

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No Name
原宿で結構な確率でスカウトされるレベルでも整形しなきゃ「一般女性」にはなれないんですね。芸能人と結婚した一般女性を並べて見てみたいです。
2020/10/14 06:0688返信4件
No Name
アイドルグループの名前が「2nd」かぁ。「TWICE」の男性版?
誹謗中傷された心より、手術痕の方が痛いというのは、面白い表現だなぁ、と思いました。わたしも昨年末から今年の初めに掛けて、帝王切開、急性膵炎、胆嚢除去手術を立て続けに受けましたが、確かに痛かった😖💥 一番は、急性膵炎を患っていた時期かな? 我慢しすぎて死にかけてましたし(医者にも重症だと言われました)。

美容整形は、止めた方
がいいような……。彼の子どもが欲しくなった時に後悔しそう。わたしの子どもは、生まれた瞬間から、わたしにそっくりですからね😃 相手も整形美男子だったらどう思うのかな?
2020/10/14 05:3758
No Name
どっかの男子校出身の人の奥さんたちよりは、純粋で健全な感じがするけど。でも…似たりよったりかな?(^^;
2020/10/14 05:2844
No Name
誹謗中傷なんて痛くない、耳介軟骨手術の方が痛かったには吹いた(笑)
ナイス!ライターさん。
2020/10/14 08:0044返信1件
No Name
芸能人と付き合いたい→整形しよう
に行き着く思考回路がすごいな…
2020/10/14 06:3140返信1件
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