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  • 「私と本気で結婚したいんだったら…」男がプロポーズ直後に女から突き付けられた、想定外の条件

    そして、ついに日曜日をむかえた。

    拓哉は身構えながらも、涼子と共に、たまプラーザにある孝太郎の立派な一軒家のドアフォンを鳴らす。

    「おう!よく来たね。どうぞ上がって」

    「こんにちは、いらっしゃい」

    ところが、拓哉は玄関先でポカンと口を開けてしまった。

    なぜなら、孝太郎の後ろから顔を出したのは、綺麗で優しそうな奥さんだった。隣には5歳くらいの男の子もいる。

    ーなんだ…結婚してたのか…

    「この前、たまたま安田さんと帰りが一緒になって、その時に相談されたんだよ。斎藤くんが住まいのことを気にしてるって。だから親睦兼ねて、僕がここら辺の魅力を教えてあげようって思ってね」

    孝太郎は既婚者で、そもそも涼子には何の興味もなかったのだ。拓哉は、ほっと胸をなでおろすと同時に、勝手に誤解をして暴走しかけた自分が恥ずかしくなる。

    「そうだったんですか。すみません!僕、勘違いしていて...」

    頼もしい夫に、優しくて穏やかな妻、可愛らしい子供。孝太郎一家は、まさに絵にかいたような素敵なファミリーだ。

    奥さんが手料理を並べながら、にっこりと笑いかける。

    「今日はわざわざお越しいただいて、ありがとうございます」
    「あっ、いえ…。こちらこそお招きいただきありがとうございます。とてもいい街ですね」

    拓哉はすかさずそう口にしたが、決してお世辞ではない。

    駅に着いて、予想以上に洗練された街であることはすぐにわかった。

    都心からそれほど時間がかからないことにも驚いた。急行に乗れば、あっという間だ。

    「そういえば安田さんは、『DENTO』のサービスってもう使ってる?」

    孝太郎がスマホを取り出して、涼子に尋ねる。

    「気になってたんですが、まだ...」

    「何ですか、それ?」

    拓哉が聞き返すと、孝太郎は『DENTO』の専用LINEを見せてくれた。

    「多摩田園都市エリアの暮らしを、主に通勤や帰宅の面でサポートしてくれるサービスなんだ。

    斎藤くんが一番気にしてるのは、通勤だろ?このサービスを使えば、混雑を回避して快適に通勤できるよ。僕もまだ、使い始めたばかりなんだけどね」

    「確かに混雑する沿線だって、聞いたことはありますね…」

    『DENTO』では、密を避けて通勤ができるよう、利用者専用の通勤バスが使えるらしい。

    帰宅も快適にできるように、自宅エリアまでまっすぐ帰れる乗合ハイヤーもあるという。帰宅ラッシュとは無縁だし、仕事で疲れた帰り道に、これはかなりラクそうだ。

    さらには乗合ハイヤーと飲食店優待のセットチケットもあって、仕事の後にレストランへ直行できる。ちょっとしたご褒美感覚でお得にディナーが楽しめるし、なんだかアフター5も充実しそうだ。

    「他にも、東急線が一日乗り放題のワンデーパスや、東急バス一日乗車券、有料着席列車・Qシートがそれぞれ100円で購入可能なんだ。かなりお得に利用できるよ」

    「へえ、郊外シェアオフィスサービスもあるんですね。在宅勤務も増えたし、気分転換に良さそうだな...」

    「この専用LINEを使えば、どのサービスも気軽に利用できるしね」

    気づくと、田園都市線へのイメージはガラリと変わり、拓哉はそのサービスに興味津々になっていた。


    帰り道、涼子と手を繋ぎながら、駅前のたまプラーザテラスをぶらぶらしてみた。

    駅前のマネケンのワッフルの美味しそうな香り、フードコート前の広場で遊ぶ元気いっぱいな子供達。初めてきた街なのに、どこか懐かしい不思議な感覚になった。

    ファミリーが多く、服装はカジュアルなのに、どこかこなれていて上質な印象を受ける。

    「素敵なところだね」

    拓哉がぽつりと呟くと、涼子がそれに応えるように微笑む。

    ー職場から離れたところで、プライベートを充実させるのも悪くないかもなあ…。

    涼子の横顔を見つめながら、拓哉はそんな風に思い始めていた。



    それから数ヶ月後...

    今夜は、二人でお祝いのディナーだ。

    あれから拓哉と涼子は話し合いを重ね、青葉台で暮らすことを決めた。少し前に新居のマンションにも引っ越し、本日、青葉区役所で入籍も無事に済ませたばかりだ。

    今日の店は、新居からも近いステーキレストラン『アッシェ ドール タケウチ』『DENTO』のサービスを利用して予約したのだ。

    「これからよろしくね。涼子のこと、一生かけて幸せにするから」

    「わがまま聞いてくれてありがとう。私も拓哉くんのこと、幸せにする」

    拓哉は、あらためて涼子に想いを告げると、幸せを噛みしめながらグラスを合わせた。

    Fin.

    ■無事に夫婦となった、拓哉と涼子が利用している『DENTO』はこちら

    <注>『DENTO』は2021年1月13日(水)からサービスを開始しておりますが、緊急事態宣言の発令を受けて、現在は一部のサービスのみが利用可能な状況です。本ストーリー内の全てのサービス開始時期など、詳しくは下記URLよりご確認ください。 ⇒『DENTO』専用ウェブサイト

    ◆撮影協力:『BREEZE OF TOKYO』

    ◆衣装協力:【1P目】女性 バッグ¥13,000〈マルコビアンキーニ/ユニバーサルランゲージ〉男性 シャツ¥11,000〈エトネ/ユニバーサルランゲージ〉他スタイリスト私物 【2P目】女性 コート¥36,000、スカート¥12,000、ブラウス¥9,800、バッグ¥5,800〈全てユニバーサルランゲージ〉シューズ¥18,000〈マリアン/ユニバーサルランゲージ〉男性(拓哉)全てスタイリスト私物 男性(孝太郎)ネクタイ¥5,800、スーツ¥68,000〈全てユニバーサルランゲージ〉他スタイリスト私物 【3P目】女性 スカート¥16,000、コート¥29,000〈全てユニバーサルランゲージ〉バッグ¥13,000〈マルコビアンキーニ/ユニバーサルランゲージ〉男性 シャツ¥11,000〈エトネ/ユニバーサルランゲージ〉ニット¥10,000、コート¥36,000〈全てユニバーサルランゲージ〉他スタイリスト私物 全て税抜き価格
    問い合わせ先:ユニバーサルランゲージ 渋谷店03-3406-1515

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