僕のカノジョは6個上 Vol.5

「あの子がこんなオトナの女になるなんて」男が久しぶりに会った女に、ドキっとした瞬間

「恋愛では、男が女をリードするべきだ」。そんな考えを抱く人は、男女問わず多いだろう。

外資系コンサルティング会社勤務のエリート男・望月透もまさにそうだ。これまでの交際で常にリードする側だったはずの彼。

ところが恋に落ちたのは、6歳上の女だった。

年齢も経験値も上回る女との意外な出会いは、彼を少しずつ変えていく。新たな自分に戸惑いながら、波乱万丈な恋の行方はいかに…?

◆これまでのあらすじ

ディナーを終え、お互いの気持ちを確認しあった透と朱音。愛を育んでいくかと思われた2人の前に現れたのは…?

▶前回:デートの帰りにタクシーの中で、29歳の男が驚かされた年上美女の提案とは


−あれ…?今日もいない?

カフェに入った透の胸は、ざわついた。

ディナーに行ったのは5日前。それ以来、朱音はカフェに姿を見せなくなった。

もちろん、透も毎日カフェに来ているわけではないから、時間が合わないだけかもしれない。

だがこれまでは、透が足を運んだ日には必ずと言っていいほど、朱音を見かけた。それほど彼女は足繁くこの店に通っていたのだから、何かあったと考えるのが普通だろう。

手のひらがじんわりと汗ばんでくる。同時に、嫌な予感が脳裏をかすめた。

–もしかして、避けられている…?

ディナー後、彼女から改めて“また食事に行きませんか?”と連絡をもらい浮かれていたが、彼女が姿を見せなくなったことを考えると、社交辞令だったのかもしれない。

透は、一気に現実に引き戻されたような気がした。

−そんなことより…。

透は邪念を振り払って、PCを開く。そもそも自分はカフェに仕事しにきているのだ。リモートワークだろうが、やるべき業務は大量にある。

そのとき、後ろから誰かが近づいてくる気配を感じた。

「あの…」

−もしかして、朱音さん…?

ハッとして振り返る。だがそんな淡い期待に反して、声の主は意外な人物だった。

「やっぱり…透さんじゃない?」

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