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東京テラス族 Vol.12

ケリーバッグに幼稚舎お受験…。東京暮らしで「幸せの象徴アイテム」に翻弄される女たち

—“何者かになりたい”。

東京で生きながら、漠然とそう願ったことはないだろうか。

複雑に関係が絡み合う、“テラス族”の男女4人。彼らがいつも集うのは、とびきりの雰囲気の中でお酒や料理が堪能できる、東京のどこかのテラス席。

今ここに、熱くて切ないラブストーリーが始まるー。

◆これまでのあらすじ

同じタイミングで裕太に電話をかけた優子と麗華。裕太が声を聞いて“ホッとした”相手とは!?いよいよその三角関係の結果が出る…

▶前回:落とせそうな女か、手に入らぬ高嶺の花か。二人の女から同時に来た電話、男が取ったのはどっち?


裕太の場合。


「ごめんね。日曜の朝早くに、急に呼び出して」

僕は急いで支度をし、マンションのエントランスへ向かう。革張りのマンションのソファーに座って待っていてくれたのは、麗華だった。

「いや、全然。どうした?突然」
「ちょっと裕太の顔が見たくなって。ブランチでもどう?」

食欲......


この記事へのコメント

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No Name
??????????

っていうのが正直な感想。
2020/09/26 05:3799+
No Name
ハイハイ、みんなで仲良くやっててください、以上!
2020/09/26 05:1699+
No Name
最後までおめでたい人達だった
「最高の夏」になった?
2020/09/26 05:5873
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東京テラス族

—“何者か”になりたい。

東京で生きながら、漠然とそう願ったことはないだろうか。

田園調布で生まれ、私立一貫校で育った裕太(34)、同じく目黒出身の修二(34)。そして丸の内OLの優子(30)と、生粋のお嬢様である麗華(31)。

そんな4人がいつも集うのは、とびきりの雰囲気の中でお酒や料理が堪能できる、東京のどこかのテラス席。

複雑に関係が絡み合う、“テラス族”の男女4人。今ここに、熱くて切ないラブストーリーが始まるー。

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