スマホの中の私 Vol.8

「今度、家にあがらせて?」25歳OLのもとに届いた、ゾッとするメッセージ

都会に生きるOLの収入源は、ひとつじゃない。

昼間にweb編集者として働く水島結花は、副収入を得るための“夜の顔”を持っている。

―だけど、もう1つの姿は誰にも見せられない。

しかし彼女のヒミツは、ある日の出来事をきっかけに暴かれていく…。

◆これまでのあらすじ

大手出版社のデジタル部門で働く結花。一見、普通のOLに見える彼女には1つだけ秘密があった。それは、周囲に内緒でネットアイドル活動をしているということ。

先日のライブ配信で、結花は何者かからプライベートまで監視されている事を知り…?

▶前回:「彼氏でもないくせに、信じられない…!」女が怒りをあらわにした、男の発言とは


「今日も無事に帰って来れた…」

結花は自宅の玄関ドアを閉め、安堵のため息をつく。

―そろそろ、あの配信から2週間か。

先日のライブ配信以降、家の中にいても“誰かに見られているのではないか”という不安と恐怖に悩まされる日々が続いている。

結花がそこまでの不安を感じているのには、理由があった。

前回のライブ配信から数日後、ストーカーの可能性があるレインボーブリッジのアイコンの人物から、再びDMが送られてきたのだ。

「目黒に住んでるんだ?今度、家行かせてよ」

そのメッセージを見た瞬間、結花は心臓が止まるかと思った。

―えっ、家までバレたってこと?

短いメッセージの後には、ライブ配信をしたときのスクリーンショットが添付されている。

一瞬だけカメラのアングルを変えたときに、隅の方に窓が小さく映ってしまった時の画像。外には、アルコタワーが見切れていた。

「たったこれだけで、そこまで分かるなんて…」

もしかすると、今この瞬間も誰かに見られているかもしれない。そう想像するだけで、結花の背筋は冷たくなる。

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