名優・光石研が、話題の焼肉店でビール片手に「格好いい大人」について語った!

残暑厳しいこの時期は、ビールが恋しくなる。それは著名人だって同じ。

例えば、女優・比嘉愛未さんはビールは“自分を緩めるためのスイッチ”だという。

今回は、数多の作品で物語に深みを与え、近年は主演作でも魅せる光石研さん。気取らないのに格好いい、大人の男が考えるビールの魅力とは?


「ビールには絶対焼肉!」という光石さんを今回お連れしたのは、赤坂の路地裏にひっそりと佇む『思食』。雌牛かつ自然な飼育方法による黒毛和牛のフルコースが楽しめる注目店だ。

光石さんはできたばかりの店内を見渡しカウンターを触ると、「モルタルを削っているのかな?」とひと言。材質が気になるあたり、流石インテリア好きで知られている彼らしい。

カウンターに腰をおろし、人生初の“ひとり焼肉”に期待が高まっている様子。店長の柳野友明さんが目の前で空気に触れさせながら丹念に肉を焼いていく。

「僕は焼肉に行ったら最初は絶対ビール。今は若者的な焼肉屋には行かなくなり、少量でいいお肉をいただける店を好むようになったんですが、一杯目がビールなのはずっと変わりません」

焼肉店らしからぬ店内の雰囲気も気に入ったようだ。

「焼肉屋とは思えないステキな空間で、お洒落をして行きたくなる。かつ、店員さんが焼いてくれてビールもジョッキじゃなくてスマートなグラス。これはもうデートですよ」

大好物だというタン塩は、麹入りネギ塩レモンや特製スパイスで。「彦摩呂さんみたいに“タン塩の◯◯や〜”とか言えたらいいんですけど、うまく例えられない(笑)。ただただ美味しいです!」と光石さん


ビールと焼肉のペアリングについて聞いてみると、「熱い肉とビールの温冷差がたまらない。この齢になると脂が苦手になるけど、今日のお肉は上品な脂でビールも進みました」と大満足の様子。

コース序盤に登場するシャトーブリアンのカツサンド。肉の旨味がバルサミコやフォンドボーが入ったソースとマッチした、コクのある味わいが特徴。合わせるビールは「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」¥900のような豊潤なタイプがおすすめだ。


光石さんが焼肉店で見せた飲みっぷりは、まさにビールの魅力を知る人のそれ。ビールを飲み終えた瞬間に撮られたポートレートを見て、「デ・ニーロの物真似か!」と自分にツッコミ。

「僕は美味しい時の顔がデ・ニーロになっちゃうのかも(笑)。いい写真ですね」とおどけて言う。ベテラン俳優はやはり現場を和ませる余裕がある。

「ここで仕事の話は野暮だな」と言いながら美味しそうにビールを飲む光石さん。その笑顔にはビール愛があふれていたので、ビールへの思いをたっぷりと語ってもらった。

「ビールは確実に仕事と結びついています。特に夏場の撮影でスタッフと一緒に汗をかいて、そのあとに飲むビールは格別。

例えば雨を降らしての撮影では、放映はたかだか1分の大変なカットがOKになった瞬間の解放感たるや拍手が起こるくらいで、そのあとみんなで飲む一杯目は凄く美味しい。僕にとってビールは、一緒に働いた人たちと飲むのがベストなんです」

そんな風にビールが仕事後の特別な一杯となっているのには、北九州での子供時代に見た光景が紐づいていると光石さんは話す。

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo