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東京テラス族 Vol.5

平凡な女と思っていたのに、あの夏の夜が忘れられない…。恋と友情のあいだで揺れる男心

—“何者かになりたい”。

東京で生きながら、漠然とそう願ったことはないだろうか。

複雑に関係が絡み合う、“テラス族”の男女4人。彼らがいつも集うのは、とびきりの雰囲気の中でお酒や料理が堪能できる、東京のどこかのテラス席。

今ここに、熱くて切ないラブストーリーが始まるー。

◆これまでのあらすじ

裕太とようやく結ばれた優子。しかしその一方で、麗華はずっと思いを寄せてくれていた裕太の存在の大きさに気がつき始め…

▶前回:「こんな簡単に、成り行きでイイの…?」デートの夜、男から誘われた女が取った行動


修二の場合。


さっきから、皆何かが変だ。

長すぎた梅雨がようやく明け、カラッと晴れた土曜の昼下がり。国立競技場前にある『E'VOLTA』のテラス席で集まっているというのに、みんなの態度が明らかにおかしい。

まず、裕太と優子は妙によそよそしい。

「優子、この前の裕太とのドライブどう......


この記事へのコメント

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No Name
何度も言うけど大学生の設定にすべきだった。
いくらなんでも裕太がガキすぎる。修二に相談もだし、一回寝たら気になり始めたとか、DTか?
アラサーのいい大人と思うと不気味。
2020/08/15 05:4299+Comment Icon8
No Name
暇な4人組、なんの成長もなく、日本ってまだまだ平和なんだなと思う朝。(笑)
2020/08/15 05:0969Comment Icon2
No Name
ホントに、狭い所でごちゃごちゃしてるよね
2020/08/15 05:5442Comment Icon5
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東京テラス族

—“何者か”になりたい。

東京で生きながら、漠然とそう願ったことはないだろうか。

田園調布で生まれ、私立一貫校で育った裕太(34)、同じく目黒出身の修二(34)。そして丸の内OLの優子(30)と、生粋のお嬢様である麗華(31)。

そんな4人がいつも集うのは、とびきりの雰囲気の中でお酒や料理が堪能できる、東京のどこかのテラス席。

複雑に関係が絡み合う、“テラス族”の男女4人。今ここに、熱くて切ないラブストーリーが始まるー。

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