テーブル上でプロジェクションマッピング?!驚きしかないレストラン3選

内食が続いた期間を経て、外食の愛しさを実感した今、向かうべきは、家では絶対に叶わない“驚き”に満ちたレストラン。

料理が美味しいことは大前提に、ユニークなプレゼンテーションやサプライズのある導線など、「ゲストを楽しませたい」という想いが、どの店も息づいている。

今回は、そんなサプライズのあるレストランを、さらに3軒ご紹介する。

最新技術と料理がリンクした、圧倒的没入感を体験する
『élan vital』

北参道にある『élan vital』の演出は斬新。皿ごとのテーマに合わせ、暗闇に浮かぶ白いテーブルにプロジェクションマッピングが投影される。

分子技術を用いた料理に、3Dプロジェクションマッピングを掛け合わせた演出がゲストを出迎えるのだ。

未知のディナー体験が叶うこの店では、ディナーのスタートと同時に照明が落ち、まるで映画の幕開けのような高揚感に包まれる。

すると、白いテーブルに運ばれた料理を鮮やかな映像と音が彩り、幻想的な世界に没入するのはもう避けられない。

真珠の中から貝や雲丹、エビのエスプーマが出現。コースはペアリング込みで¥16,000

オーナーシェフの深作直歳氏は、和食を経てフレンチに転身。その後、分子料理に興味を持ち今に至る。

「テーブルそのものを白いキャンバスに見立て、映像で四季や料理のテーマを表現できたら面白いと思いました。4D映画館に味覚を足して〝5D〞です」と、深作氏。

料理と映像の世界観がマッチするように、自ら独学で映像や音を制作しているというから驚きだ。

締めくくりには、宇宙を彷彿とさせる、美しいデザートが

チョコレートを割るとフルーツやクッキーが出現する

コースのテーマは3ヶ月ごとに変わり、現在は「ギミック」。魚料理には海を思わせる映像で幻想的な空間を演出したり、手に香りを付けさせたりと、縦横無尽。

五感をフルに使うことで、感性が研ぎ澄まされる体験をぜひ。

一篇の小説で扉を開ける、ロマンチックなコースがある
『Celaravird』

コースの冒頭から“仕掛け”を繰り出すレストランといえば、代々木上原にある『セララバアド』。この夏は「セララバアドの旅」という小説がテーマ。

セララバアドという少年が素敵なものを探す旅に出る内容で、小説とリンクした料理が登場する。

旬の食材を使ったクリエイティビティ溢れる料理たちは『エルブジ』などでの修業経験もある、橋本宏一氏の世界観によるものだ。

濾過紙で透明に仕立てたトマトなどのガスパチョの上に、ゼリーを浮かべて水の波紋を模した「ペトリコール ゲオスミン」。ディナーはペアリング込み¥20,790(税サ込)

夏は冒頭で登場した一冊の小説に沿ってコースが始まるが、序盤で出てくる雨の波紋を模した透明なガスパチョは、主人公の少年が大粒の雨に降られるシーンとリンクしている。さらに、雨のイメージを強めるため、雨の香料をまとわせた石の匂いを嗅がせるという調子だ。

「海辺」は、カレー風味のムール貝や白エビで海を、ハマグリのエスプーマで波をイメージ。ガラス箱の中にはボトルレター(これがメニュー)が見え隠れする。

こんな風に、物語を追体験しているような感覚でコースは進んでいく。驚きと感動に満ちた新しい食の世界。ぜひ堪能して欲しい。

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