週末バイブル Vol.2

突然訪れた、二人っきりの休日。すれ違っていた夫婦が、お家で愛を深めるために行ったコト

社会人にとって、週末は非常に大切だ。でもそんな貴重な休日を、無駄に過ごしていないだろうか?

日々忙しすぎて、週末の過ごし方が分からない人もいるかもしれない。

しかし充実した週末があるからこそ、平日もまた充実するもの。

東京で暮らすオトナたちにオススメしたい、人生を豊かにしてくれる週末の過ごし方とは?

前回は、週末ホテルステイを紹介した。

今週登場するのは、葉子(32歳)。夫である茂と結婚して2年になるが、最近微妙なすれ違いが生じていた。


土曜9:00


「んんー・・・」

目覚ましも鳴らない朝。ベッドの中で大きく伸びをしてみるが、隣にはもう夫の姿はない。

結婚2年目。

平日は帰りが連日遅く、土日のどちらかはゴルフへ行き、もう1日はひたすら寝ているばかりだった夫とは、必然的に会話の数も減り、いつからかろくに顔も見ていないような気がする。

しかも最近は、夜さえもすれ違っているのだ。

少し憂鬱な気分で起きようとした途端に、珈琲の良い香りがふわっと漂ってきた。

慌てて眠い目をこすりながらリビングへ行くと、夫の茂がコーヒーを淹れているではないか。彼が休日に珈琲を淹れるのなんて、何年ぶりだろう。

そんな様子を見ながら、ふと気がついた。久しぶりに、夫の顔をまじまじと見たことに。

ーあれ?こんな顔してたっけな。

「おはよう。珍しいね、休日にゴルフ以外で早起きなんて」
「あぁ。たまには、こういう朝もいいかなぁと思って」

こちらは嫌味たっぷりに言ったつもりだが、意外にも素直な態度に少し驚く。そんな夫を見ているうちに、私は思わず提案してしまった。

「ねぇ。たまには丸一日、家でゆっくりしてみない?二人っきりで」

自らそう言いだしたものの、久しぶりすぎてちゃんと会話はできるのか、そしてお互いずっと一緒に二人で家にいられるのかなど若干の不安を覚える。

しかし私たちは、思いがけない1日を過ごすことになったのだ。

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