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速水もこみちの 「FOODTRIP IN TOKYO」 Vol.8

クレオパトラも王様も愛したモロヘイヤのスープ

大使館の接待にも使われる現地そのままの味

エジプト5ツ星ホテルのレストランのシェフが腕をふるう。ビタミンが不足しがちな残暑に最適なモロヘイヤのスープは¥980。本国ではおかずとして認知され、パンやごはんを浸して食す

7000年の歴史を誇る文明発祥の地、エジプト。全長6690km、世界最長のナイル川はこの地に豊かな農地を生んだ。川沿いの肥沃な土地では小麦や豆類、野菜の栽培が盛んなせいか、エジプト料理はとにかく野菜を使う。素材を生かしたシンプルな味わいだ。

かつて撮影でエジプトを訪れた速水氏の心を掴んだのが、代表的な家庭料理モロヘイヤのスープ。葉の部分を粗く刻み、鶏や牛の出汁で煮込む。仕上げににんにくで香りづけしたたっぷりのオリーブオイルでふたをする。

「モロヘイヤもオイルも日本のものより香りや味わいがずっとワイルド」。男でも食べたいヘルシースープだ。

●はやみもこみち
日本テレビ系『ZIP』内の料理コーナー『MOCO'S キッチン』でその料理の腕前は周知のところ。

速水もこみちの 「FOODTRIP IN TOKYO」

東京ほど世界中の美食が味わえる街はないだろう。
珠玉の各国料理を速水もこみちがナビゲートする。

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