東京最新トピックス Vol.1

東京最旬トピックス:今、鮨好きが熱い視線を注ぐのが、青山の隠れ家的な鮨店だった!

2020年。令和になっても、できる大人は仕事も遊びもアクティブがいい。

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昼も夜も、素敵な毎日を過ごすための最適なトピックスを厳選してお届けする。


『海味』の二代目大将の新店が青山の裏路地にひっそりオープン
『鮨 龍次郎』

大将の中村龍次郎氏は、伝説のカリスマ鮨職人、長野充靖氏に薫陶を受け、長野氏亡き後は名店『海味』の二代目に。ミシュランの2ツ星を守り続けていた。

その彼が満を持して独立。南青山の路地奥、まるで人目を避けるかのような佇まいの一軒をオープンした。

外苑前駅からも青山一丁目駅からも歩いて5~6分という立地ながら、青山通りから一歩入った路地の奥にあるため、まず、それと知らなければわからない。

まさにこの店を目的に来る人たちのみがその存在を知る―。

そんなお忍び感にも興をそそられる。

店内には、メインカウンター席のほか、こぢんまりとしたカウンター個室も用意。

個室は、まだ始動はしていないが、お店が落ちついてきたら活用できるそうだ。


「旨い鮨を握るのは当たり前。おやっさんからはお客様への気遣いを教えて頂きました」。と笑顔で語る中村さん。

そんな大将の人柄のせいだろう。厚さ10cmもの立派な木曽桧の一枚板のカウンターが存在感を示す店内は、温かな空気が漂う。

どっしりとした木曽桧カウンターは、使い込まれてきたかのような独特の風合いも魅力。

33歳の中村さんは中学生の頃から鮨職人に憧れ、高校卒業後、金沢の葵寿司で5年修業。

銀座の鮨店を経て26歳で『海味』に。四年間、大将を務め昨年11月4日に同店をオープンした。


おまかせ¥25,000~のコースでは、まず中トロの握りから始まり、8~9品の肴が登場。

その後、本命の握り12~13貫がテンポよく提供される。

新たに力を入れたのはマグロ。仲卸を『やま幸』に替え、ピンの本マグロを仕入れている。

あきたこまちをベースにコシヒカリをブレンドした鮨飯は口中でほろりと崩れる絶妙のしあがり。

この日は、青森大間の延縄でとれた本マグロの中トロ。。

最初に中トロを出す『海味』のスタイルに倣い、先付の後、コースの冒頭にだしている。


九州玄界灘の“アラのお刺身”。

刺身は、しこしことした鮮度の良い触感を、握りには少し寝かしてしっとりと鮨飯になじむように、が中村さんの考えだ。


握りの〆は、対馬産の穴子。ツメを塗るのではなく、煮穴子を鰻の蒲焼のように醤油とみりんベースのタレを塗りながら焼き、握る独特のスタイル。

『海味』のやり方をそのまま踏襲しており、香ばしい香りが食欲をそそる。


早くも、予約が殺到しているとか。東京を代表する名店になるに違いない。

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