わざわざ行く価値あり!世田谷が誇るとっておきの「裏グルメ」6選


『タイカリーピキヌー』の「グリーンカリー」¥900(税込)

緑か赤か。タイカレーはいつもどちらをチョイスするか悩ましい。駒沢大学駅から徒歩3分に店を構える『ピキヌー』でもそれは同様だ。

だがここは、あえて「グリーンカレー」を推したい。なぜなら、野菜の旨み、食感を引き立てながら、最後の一滴まで「飲み干したい!」という欲望に駆られるひと皿など、他ではそうそう出合わないからだ。

その秘密はルゥを使用するのではなく、すべてスパイスとハーブから作られている点にある。あくまでも甘さはさりげなく、味わいはまろやかだけどさっぱり。

青唐辛子入りのナンプラーを少々かけたライスとともに味わうと、より辛さと香りが引き立ち、食欲は加速する。

ご主人が「毎日食べられる味を」と研究し尽くし、完成して約20年。ホールを担当する肌の美しい奥様を見れば、このひと皿の美肌効果は推して知るべし。

女性客でも気軽に入りやすい雰囲気もまた、世田谷らしいといえる。


『かっぱ』の「煮込み(並)」¥750(税込)

着席して15秒。あふれんばかりのひと皿が目の前に供され、間髪入れずに白米のサイズを聞かれる。

ものの1分で両者がそろうと同時に、客は黙々とそれを食べ進め、店主は無駄のない動きで入れ替わる客たちをさばいていく。

駒沢公園通りを1本、路地へと入った住宅街にある『かっぱ』。ここで、50年以上、変わることなく続く光景だ。

1950年の創業当時は居酒屋だったが、「煮込み」にハマる客が続出。開店10年ほどで1本に絞り、現在は三代目が店を守っている。

誤解のないように言っておくが、ここの「煮込み」には、一切モツは使用していない。牛のありとあらゆる部分を4〜5時間かけてじっくりと煮込んだ、純然たる「煮込み」だ。

味噌味の中にキリッと立った味わいをもたらすのは、ふんだんに使われている生姜である。躊躇せず、白米とともにかき込めば、もう最後まで止まらない。合いの手に最高な「漬け物」150円も忘れずに注文するべし。


『馬来西亜マレー』の「イスパハーニライス」¥1,230(税込)

駅前からにぎやかな商店街が続く祖師ヶ谷大蔵。

お目当ての店へは、その最奥を左に外れ、さらに閑静な住宅街へと突き進む。辿り着くのにスマホは必須だが、どこからともなくスパイスの香りが漂えば、目的地は限りなく近い。

オーナー夫婦の自宅1階で週4日限定で営業する『馬来西亜マレー』。まだ「バクテー」が一般的に知られるずっと以前から、独自でスパイスを調合し、再現していたという。

研究熱心なご夫婦の共作による独創的なメニューの数々は、常連さんでもその好みは分かれるというが、女性人気が高いのは「イスパハーニライス」。

バングラディッシュ産の紅茶の茶葉、「イスパハーニ」で肉を煮込み、スープにもふんだんに使っていることが名前の由来。

具材は素揚げした野菜と卵、そしてスープの中にひそむ豚の肩ロース。ホクホクの食感に優しい甘みのあるスープが溶け合い、一度食べ始めたら、スプーンを口に運ぶ手が止まらない。

世界でここにしかない、完全オリジナルの逸品だ。

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