「美人でも結婚に向かない女性の、たった一つの特徴は…」好条件男の本音とは

付き合ってすぐに、ある理由で半同棲状態に


「付き合っているうちに、発覚したのが情緒不安定なところがあるということでした。繊細で傷つきやすい一面がありましたね。少女がそのまま大人になったような女性で…」

それは、仕事で嫌なことがあったりすると連絡がきたりするところから始まった。

そのうち、漠然とした将来に対する不安があるとかいう理由で、夜中に呼び出されたりすることもあったという。

「余計に自分が側にいなければと思ってしまいましたね。今思えば僕も若かったのでしょう。僕にだけ弱みを見せてくれているんだと思って嬉しかったです」

彼女からの呼び出しが多いため、彼女の家で半同棲状態となるまでに時間はそうかからなかった。

しかし、次第にその不安の矛先が康太さんに向かってくるようになった。

「だんだん、彼女の束縛が強くなってきたんです。僕の生きがいでもあるグルメ友達との交流にも口を出してくるようになって…。僕の自由がだんだん奪われていきましたね。美人なのにどこか自分に自信がないんでしょう。その自信を付き合う相手で埋めようとするというか」

なるべくグルメ会には一緒に行くようにしていたが、彼女は社交的じゃないから人と話すことが疲れるという理由で、自ら参加しなくなった。そして康太さんが単独でグルメ会に参加すると嫌な顔をするようになっていった。

「あの頃は、彼女に気を遣って、グルメ会の参加頻度を減らし2~3ヶ月に1回位しか顔を出していなかったですね。僕も無理していたんでしょう。3年程付き合って、だんだん僕の方も精神的に疲れてきました。

なんとなく倦怠期かなと思っていたら、彼女の方から、他に好きな人ができたと言って別れを告げてきました。彼女もわかっているのか、そろそろ次の人へとなるみたいで。次の寄生先を探すというような感じでしたね」

康太さんの方も、そろそろ潮時かなと思っていたのですんなり受け入れたそう。

「心身ともに疲れ切った恋愛でしたね…」

思い出しても、胸がしめつけられるほどつらくなるという。

「その後は、結婚するなら明るい人がいいって思ったのに、同じようなタイプに惹かれてしまう自分がいるんですよね」

なるほど、本能的に惹かれる相手というのは、人間そうそう変わらないといったところだろう。

彼女と別れてからも、好きになる人は鬱病で会社を休職中の女性だったり、夫と離婚調停中の女性だったりと何かしら苦悩がある女性に惹かれてしまうとのこと。

「色々話がこじれてしまって結婚に至らないですね。結婚ってただ好きだけではできないんだということを痛感しています」

確かに、結婚となると様々なハードルを乗り越えないといけない。そのハードルを一緒に乗り越えられる相手なのかどうかというのは、恋愛感情とは別物かもしれない。

康太さんが結婚しない理由は『結婚に向かない女性を好きになるから』であった。

これまで、12回に渡って、客観的には好条件もかかわらず、結婚していない男性に「なんで結婚しないんですか?」と直球の質問を投げかけインタビューしてきた。

あえて結婚していない人もいれば、結婚願望はあるが結婚できない男性もいた。結婚していない理由は様々であったが、愛する人と共に人生を過ごしたいという想いは共通していた。彼らには、人生のパートナーを見つけて幸せになって欲しいと願う。

Fin

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