デートしても、3回以上続かない原因とは。女性がドン引きする男の行動

自撮りした写真を送りつける男


「僕、食べ歩きが趣味なので、一人で週末に、金沢に寿司を食べに行ったり、北海道までジンギスカン食べに行ったりするんです。で、そこでとってきた写真をデート相手に送ったりします。ほら見てください!美味しそうでしょ?」

そう言って嬉しそうに見せてくれたスマートフォンのカメラロールにあったのは、数々の食べ物と一緒に写っている徹平さんの自撮り写真だった。

この写真をデート相手にも送っているんですか、と思わず尋ねると「そうです!」と得意げに答える徹平さん。

確かに、旅行先で美味しいものを食べると、写真に収めたくなる気持ちはわかる。しかし“グルメとオジサン”の写真を、出会って間もないデート相手から送られてきた女性の方は戸惑うに違いない。なんと返信してよいかわからない、というのが女性の本音であろう。

デートでせっかく素敵なレストランに行っても、その後のLINEでのやりとりで相手の女性の気持ちを幻滅させてしまっているのであれば、大変もったいないことをしている。

そう言いかけた時、徹平さんの顔がハッとした。

「そうそう、僕デートで必ずすることがあるんです。もしかしたら、それがデートが続かない原因かもしれないです。実は、議論できる女性が好きなんですよね」

デート中、一体何について議論するのだろうか?

「一つのテーマについて、議論するのが好きなんですよ。一応ね、相手の職業に合わせたテーマをチョイスします。この間のIT系企業で働いている彼女とのデートでは、“今後AIは僕たちの職業を奪うか”について議論しました。盛り上がりましたよ」

嬉しそうに報告する徹平さんだが、初デート、懐石料理のカウンター席でAIについて議論している姿を想像すると思わず苦笑してしまいたくなる。

さらに徹平さんは続けて話す。

「相手が医療系の仕事だったら“尊厳死について賛成か反対か”とか、広告代理店の子だと“適切な広告媒体選び”とか、相手の仕事の分野に関わるテーマ選びます」

そう意気揚々と話す徹平さん。だが初デートで議論とは、ムードに欠けるのでは…と尋ねると徹平さんはこう答える。

「僕、結婚相手に求める条件の一つが議論できる相手というものなんです。家に帰ってきた後、夕飯を食べながら一緒にいろんなことを話すのが夢で…。だから、なるべく早いうちにデートで、議論好きかをチェックしておいた方がいいでしょ?」

たしかに自分の譲れない価値観は大事だが、どうやら最初から全面的に押し出し過ぎているようだ。

徹平さんがなぜ結婚しないのか、の答えは『自撮り写真を相手に一方的に送ることと、初デートで自分の譲れない条件をチェックするから』であった。


▶Next:10月31日 木曜更新予定
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