「妻には絶対、内緒ですよ」。指輪をしないで食事会に参加したら...31歳男の言い訳

独身のテイでお食事会に参加したら


「相手は、5歳年下の子でしたね。メガバンクの事務職だったかな。当時僕は31歳でしたが、会社同期にはまだ結婚してない奴も複数いて。たまに人数合わせ的に誘われてたんですよ…いわゆる、食事会ってやつに。それがきっかけでした…って、妻には絶対に内緒にしてくださいよ」

5年前の出来事だが、和也は今なお妻・真琴には「浮気などしていない」という嘘をつき通しているらしい。

確実にバレているとは思うが…それでも夫婦関係においては浮気の真偽よりも、どんなに追及されても、苦しくても「認めない」ことが重要なのかもしれない。

ところでその浮気相手、食事会で出会ったというが、和也が結婚していることに気がつかなかったのだろうか。

「同期から独身のテイで参加しろと言われていたので、結婚しているとは言いませんでした。あと僕、普段から結婚指輪をつけてないんですよ。別に下心とかじゃなくて…単純に、言葉は悪いですが邪魔だし、どこかに置き忘れそうだから」

つまり、和也の方から嘘をついて積極的に騙したわけではない、ということである。しかし既婚の身でありながら、自ら26歳の若い女性に言い寄ったのはどういうつもりなのか。

「いや、それも違うんです。食事会の席で、彼女の方から僕を気に入ってくれたみたいで…帰り際に連絡先を聞かれ、そこからLINEが届くようになって。僕としては、メッセージが届くから返す。ただそれだけでした。

平日は妻も僕も帰りが遅いし、帰宅後は団欒の暇もなく寝るだけ。そんなわけで妻に疑われるようなこともなく、気づいたらほぼ毎日やりとりする仲になっていました」

「そんなある日、一緒に映画に行きませんかって誘われたんです。週末だったから、それとなく妻の予定を確認してみたところ…あっさり、スパの予約入れてるからあなたも出かけていいよって言われて。

もちろん、女性と映画に行くとは言っていません。子どもが生まれた同期の家でホームパーティーがあるとかなんとか言ったんだと思いますが…とにかく妻も快諾してくれた。行ける環境があるのに、若い女子と映画デートなんていう魅惑的なコンテンツを断るほど堅物じゃなかった、というのが正直なところです」

そうして彼女と映画デートに向かった和也。しかしそのちょっとした浮気心が、自らを泥沼へと嵌めることになったという。

「映画をみて、その後食事をしている最中に、僕が結婚しているとは知らない彼女から付き合ってほしいと告白されてしまって。

僕もそこではっきり言えばよかったんですが…これはもう、言い訳できませんが、言えなかったんです。一緒にいて楽しかったし、若くて可愛い彼女に嫌われたくもなかった。それでつい、もちろん、なんて答えてしまったんです…」

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