「もう離婚したくない…」2度目の結婚時、離婚防止のため“700万”払った女の野望

「健治が、朴訥なタイプだというところが、ポイントなんです。女性が警戒心を持たずに話せるので、彼はよく女性から悩み相談なんかを受けていました」

しかし、相談だけに留まらず、ズルズルとした関係へ発展して..浮気ということが一度あったそう。一緒にいる時にやたら隠れて女性と連絡をとっている姿が目立ったため、LINEのやりとりを見せてと問い詰めたところ、浮気を白状したとのこと。

「そういう女性に優しいところは彼の長所でもあり、頼られるのもしょうがないかなと思うところもありました。もちろん浮気は許せませんが、彼が二度としないと誓ったのもあって…。彼の言葉を信用し結婚しました」

ところが結婚した後は、既婚者だという事実が女性側の警戒心を外すことにつながり、結婚前より誘われる機会が増えたように見えたという。

結局、明日香さんは、結婚してからも夫の女性関係を心配してばかりだった。

「私は私で、妻という座を手に入れれば、多少のことくらい目をつぶれるだろうと勝手に思い込んでいたところがありました…。でも、そんなことはなかったです」

結婚生活は、彼のSNSをチェックする日々だったという。

「今どこにいるのだろうと思うと、健治は、だいたいツイッターの裏アカウントにつぶやいていたので」

彼のツイートに毎回リプライしている女性がいて、その女性のツイートをみたら健治と付き合っていることが書かれていた。真相を突き止めるか悩んだ末に、彼を問い詰めた。

ツイッターの話をすると彼は慌てふためき否定したが、結婚前と同様に携帯やりとりから浮気が確定した。

「私が彼の裏アカウントを知らないと思っていたみたいですけど。男性ってそういうところ、詰めが甘いですよね。このことがきっかけで、彼と生きていく自信がなくなりましたね。離婚するなら早いうちと思ったので、結婚から2年足らずで離婚しました。結局、私たち恋人の延長でしかなくて、家族になれなかったのだと思います」

夫婦の自覚がないまま、結婚生活を送り、恋人同士が別れるように離婚した。

「あくまで、私たちの場合ですけど…」と前置きしてから、

「もし、結婚式をしていたら少し違ったのかなって頭によぎりました」

1度目の結婚のときは、結婚式をする意味が理解できず、ドレスを着て記念写真だけ撮った。そして、浮いたお金でヨーロッパに新婚旅行に行ったそう。

「もともと、私たち“ナシ婚派”でした。たった1日で何百万とお金を使うなんて勿体ないし。みんなから注目されるなんて、恥ずかしいなとか思っていて…」

当時はそれで満足していた。ところが、離婚後に考え方に変化が表れた。

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