「悠々自適生活のはずだったのに…」12歳年上の開業医と結婚した女の誤算とは

東京を歩けば、ポルシェはもちろん、フェラーリ、ランボルギーニなどのスーパーカーといわれる「超」高級車を当たり前のように目にする。

なぜなら世界でも指折りのスーパーカー保有国である日本の、その殆どの車がこの狭い東京に集まっているのだ。

そのスーパーカーの深く低いシートに、サングラスを掛け悠然と座る女たちがいる。

数千万円を超す車のシートに座るのは、いったいどんな女たちなのだろうかー?


名前:石井聡美(仮名)
年齢:38歳
住居:渋谷区


待ち合わせ場所に指定されたのは、品川駅のロータリー。今回スーパーカーが保管されているガレージも見せて貰えるとの事で、僕は浮足立っていた。

どんな車で登場するかと思いきや、意外にも彼女が乗ってきた車は、スーパーカーではなくよく見かけるシルバーの車であった。しかも自らがハンドルを握っている。

「ふふっ、期待するような車ではなくてごめんなさい。どうぞお乗りください」

そういう顔をしていたのだと気付き謝ると「車好きな男性なら、期待しちゃいますよね」と優しく微笑んだ。

シンプルなスタイルだが、ハンドルを握る細い腕にはダイヤ入りのウブロが輝いている。

車に乗り少し経ったところで、突如彼女からびっくりするような2つの依頼を受けた。

「携帯電話の電源を切ってください。そして、今から目を閉じてください」

ガレージの場所を特定されたくないのだろう。その後、数分程度経った所で、聡美から声が掛かった。

「お待たせしました。どうぞ目をお開け下さい」

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