有楽町でデートなら『テクストゥーラ』が良い!そのワケと魅力をリサーチしてみた。

今年の4月にオープンした日比谷の『テクストゥーラ』が絶好調だ。

『一凛』を展開する人気シェフが中華とスペイン料理を提供する店だが、ただの美味しいレストランではない。

では何が人を惹きつけるのか?店の名物料理とともに、その全貌をご紹介する。


気軽で格好良い、東京の大人が求めていた新店
『テクストゥーラ』

絶品を出す店も予約困難店も、つまるところ誰と訪れるかで美味しさが決まったりする。シェフの齋藤宏文氏はそこに着目していた。

作りたかったのは、ひとり3万円とか予約が数カ月後といった店ではなく、仲間とシンプルに美味しさをシェアできる場所。

それも日比谷や丸の内といったビジネス中心のエリアで、高感度な大人たちを呼び込める店ができたら面白い。そんな理想がカタチになったのがこの『テクストゥーラ』だ。

『ザ・ペニンシュラ東京』の裏口向かいに位置する店に入るとアップテンポなBGMが流れ、のっけから高揚させられるムードだ。店はアラカルトで頼めるテーブルとカウンター、コース用のレストランエリアに分かれ、全80席。

名が立つシェフの店としては席数が多いが、それも狙い通り。ここは〝ハイテンション、ハイクラス〞をテーマにした、前例のない大箱なのだ。


まず、テーマを体現した内装の格好良さ。入り口床のタイルがいいアクセントになって、ニュアンス違いのグレーを配した壁もセンスがよい。

奥に進むごとに艶やかなムードはますます高まっていき、デートはもちろん、仕切りのある壁際のロングソファは大型お食事会にも使える。

ゴールドのライトが煌めき、自由な空気も漂う店内は、香港やシンガポールなどの人気店と似た空気感だ。オープンキッチンからは臨場感溢れる調理音が響き、立ち上る湯気に料理が待ち遠しくなってくる。

なかでも穴場といえるのは、入ってすぐのカウンター席。気になる相手に当日「今晩予定ある?」と誘って、予約なしでトライする価値は大いにあり。

遅めなら入れる率が高いし、何より他客の高揚感が伝播して距離感を縮めやすい。

よだれ鶏は鎌倉『イチリンハナレ』の名物メニュー。白レバーのパテがのり、タレには2種のナッツも入っているのでワインも進む。¥900


メニュー表には中華とスペイン料理が混在し、いずれも個性が光る。象徴するのが、「イチリンハナレのよだれ鶏」と、その真下に書かれた「に つける餃子と山椒麺からの豆乳」\900である。

これは「よだれ鶏のタレが美味しいから残したくない!」と言う客の声から生まれたセットで、同じタレで4種の素材を楽しむ展開。

大ぶりの肉餃子は、もっちりとした皮が特徴!


香りの辣油と辛さの辣油を組み合わせ、30種以上の食材が使われたタレは、複雑みと品の良い刺激を合わせもち、何ともズルい。強すぎず、すっと引くキレもあり、また欲しくなってしまう。

よだれ鶏のあと、中身の詰まった大餃子をタレがたっぷり入ったお椀にドボンと落とすアクションも斬新だ。

香り高い花椒を練り込んだ麺は、唯一無二


次にタレを花椒麺で堪能し、最後は豆乳スープを足してフィニッシュ。お椀を持ってぐいっと飲み干せば、不思議と食欲が増して、まだまだこの夜を楽しみたくなってくる。

そんなよだれ鶏のいたずらな3段活用にどの席も会話が弾む。丸の内も近く、落ち着いた大人たちが作りだす上質な空気やお喋りによる笑い声が、ここでは妙に心地良い。

三段活用の〆は豆乳スープで。まろやかな坦坦スープはクセになる


花椒麺を食べる時には餃子の肉汁がタレに落ち、豆乳スープを飲む時には花椒麺の爽やかな香りの余韻がスープに合わさる。同じタレでも感じ方が変わるのも面白い。

料金はアラカルトでひとり平均8千円、コースで1万3千円と、日常の贅沢にぴったり。

レシートはかわいい花柄の箱でやってきて、会計後には思わずチップを置きたい衝動にかられる。それほど、ご機嫌な気分で店をあとにできるということだ。

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