ワーキングマザー。
それは働きながらも子育てをする母親の総称。
独身を謳歌するバリキャリ女子でもなければ、家で夫を待つ専業主婦でもない。
“母親”としてだけでなく、1人の働く女性としてキャリアを積みたい、と願う女性たちのことである。
だがそんな彼女たちに待ち受けるのは、試練ばかり。
青山の専門商社で働く翠(28)は5年間営業として働いた後、1年間の産休育休を取得し、職場に復帰。晴れてワーキングマザーとなった。
しかし、同期の凛から喧嘩を売られ、社内で対立し、さらに同期の健太から「お母さんになったね」と言われショックを受ける。そして夫・大樹に「自由な時間がほしい」と八つ当たりをして、夫婦喧嘩になってしまったのだった。
―大樹に申し訳ないことしちゃったかな……。
翌日、翠は出社し仕事をひと段落終えたあと、昨夜の夫婦喧嘩を思い出していた。
「わかったよ。明日は俺がお迎えに行くから、翠は好きにすればいい」
ネクタイを緩めながら大樹がそう口にしたので、翠はその言葉に甘えることにしたのだっ......
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この記事へのコメント
上司は何やってるの?
時短で遣り甲斐を求めるのは難しい
これってある意味仕方が無いところもある
でも何年かすれば戻れるから、我慢だと思う
実体験で学びました…