美女失脚 Vol.2

後悔しても、もう遅い…。恋人候補にも挙がらなかった男が隠していた、衝撃の正体とは

「女の価値は、顔でしょ?」

恵まれたルックスで、男もお金も思い通り、モテまくりの人生を送ってきた優里・29歳。

玉の輿なんて楽勝。あとは、私が本気になるだけ。

そう思っていた。

だが、30歳を前に、モテ女の人生は徐々に予想外の方向に向かっていく…。

先週、所持するカードのトップの弁護士・隆一からフラれた優里。少しプライドを傷つけられたものの、鳴り止まないお誘いにすぐに元気になるが…?


−この人、どんな人だっけ…。

先ほどから優里は、Facebookで“Sato”という苗字の男性を必死に検索している。

この“Sato”からLINEにメッセージが届いたのは、ほんの30分前。

たまたま“お誘いチェック”をしていたところに飛び込んできたのは、ホームパーティーのお知らせだった。

“Sato”の自宅は赤坂の象徴とも言える、あのタワマン。そこで今週の土曜日にホームパーティーをするらしい。

その夜は、ちょうど西麻布でディナーの予定がある。それまでの間参加しようと思ったものの、この“Sato”がどんな人物で、どこで知り合ったか全く思い出せないのだ。

LINEのプロフィール画像は、ハワイかどこかの夕日を眺める後ろ姿。これだけでは、何もわからない。

それに、日本の名字ランキングトップに君臨する“Sato”さんは、優里の所持するカードの中にも何人かいる。

Facebookの共通の友人を頼りに探しているが、なかなか見つからない。

大して記憶力が良くない上に、心当たりも多数いる優里にとっては、完全にキャパオーバーだ。

−ああ、もう!全員、プロフィール画像を証明写真にするっていう法律作ってほしいわ。

そんなこんなで頭を抱えていた優里だが、タイムラインに流れてきた一枚の写真に、思わず声を出して「ひっ!」と叫んでしまった。

そこには、先日フラれた隆一と、その婚約者が写っていたのだ。

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