
「全ては、彼女が仕組んだ罠…?」好きな女を騙し、愛人スキャンダルを売った男の末路
東京にいる一部のアッパー層の間で、最近、密かに“噂”になっている女がいる。
彼女の名は、春瀬紗季―。
一聞すると爽やかで可愛らしい女性を想像するが、彼女の“噂”はそれを鮮やかに裏切る。
大抵の者は「悪魔のような女だ」と言うが、ごく一部の間では「まるで聖女のようだ」と熱狂的に支持されているのだ。
そんな噂の女に、IT企業が主催したパーティーで出会った宮永爽太郎(29)(本名:田宮爽太郎)は、秘書をする桐生先生の対立候補・黒田源の不正の情報を得るため、彼女に近づくことに成功する。
しかし気がつけば爽太郎は紗季に夢中になっていた。
紗季のことを信じ始めていた矢先、情報屋から、黒田が國村興業とコンサルティング会社を使って裏金を受け取っていた可能性を示唆される。しかも紗季はそのコンサルティング会社の出資者だった。
そこで、紗季のパソコンの中身を探ることに。そこにはコンサルティング会社の裏帳簿が入っており、黒田の不正を示す証拠だった。
爽太郎はその情報を週刊誌に渡すことにしたのだが…
「爽太郎さん!?どこにいるんですか?今、大変なことになってますよ…!?テレビ、見れますか?」
週刊誌に、黒田に関する不正の証拠を渡した帰り道。同じ事務所のスタッフから電話が来た。
「大変なこと…!?一体何が…!?」
「なんか…、先生に隠し子がいて、その彼が公設秘書と......
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この記事へのコメント
爽太郎の事をどう思っていたのかとかを。