港区界隈で遅い時間でもやっている! お洒落で頼もしい蕎麦屋3軒


遅い時間にやっている美味しい蕎麦屋はなかなかないが、だからこそ、見つけたら重宝する。

蕎麦屋に入って、少し飲んで、蕎麦で〆る。これぞ、大人感。

店内がスタイリッシュで技術も確かなら言うことなし。港区に点在する、使える蕎麦屋を紹介する。


西麻布の大人な蕎麦屋で粋に振る舞い、蕎麦で〆る
『蕎麦おさめ』


昨年11月にオープンした『蕎麦おさめ』は、大人が語らうのにちょうどいい店だ。

まず、六本木通りから一本内側という港区ど真ん中のビルの2階に入りLOが23時ということ。立地もLOも蕎麦屋としては珍しい。

店に入ると、そこは意外なほどモダンなデザインで、書や骨董品が席に着く者を優雅な気分にさせる。さらに14席と小体なため、一週間の終わりに落ち着いて語りたいふたりにもってこいの空間なのである。

ポイントは〝蕎麦前〞だ。文字どおり蕎麦の前に飲む酒は大人の男だと感じさせる所作である。5日かけて炊かれたニシンをつまみながら数杯飲んだら、〆蕎麦へ。ここで訪れるギャップが最高だ。

脂ののった身欠きニシンを、5日間かけて炊いたもの。醤油と砂糖、酒というシンプルな味付けで、少し甘めなのが魚の脂とよく合う。¥1,404

食べるとジュワッと出汁がしみ出るだし巻き玉子。夜遅くの胃に優しい、上品なカツオ出汁にほっとする。¥864

黒壁に白いカウンターと椅子からなる『蕎麦おさめ』の店内は、高級感もあって気持ちよく一週間を終えられるムードに溢れている


店主の納 剣児さんは30歳にして、蕎麦歴は10年。若いながら、香り高くきれいな蕎麦を出す生粋の職人だ。

シンプルな料理ほど作る人によって差が出るが、水と粉だけで作る蕎麦はその最たるもの。

納さんは、蕎麦の実を店で挽き、蕎麦打ち部屋の湿度を一定にさせるなどこだわりも凄いが、何より人柄がいい。

店主の信条は「挽きたて、打ちたて、茹でたて」。そのため店内に蕎麦打ち部屋を設け、昼にここで毎日蕎麦を仕込んでいる


そういう人が作った蕎麦を食べると、自然と穏やかな気持ちになる。それは一日の締めくくりとしては、理想の心もちじゃないだろうか。

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