プロポーズの翌日に、彼から「白紙に戻したい」と言われた27歳女の事情

仕事に適性があるように、結婚にも向き不向きがある。

どんな爽やかイケメンでも、高学歴・高収入のハイスペ男でも、残念ながら“結婚に向かない男”は存在し、数々の婚活女子を絶望させている。

この連載では、婚活中のアラサー女子が実際に遭遇したケースを基に、東京に数多生息する “結婚に向かない男”の生態を紹介していく。


【報告者】

名前:内田詩織(仮名)
年齢:27歳
職業:外資系化粧品会社BA
住居:中目黒

【今週の結婚に向かない男】

名前:大山秀樹(仮名)
年齢:33歳
職業:メガバンク
住居:新富町(親所有のマンション)

「正直、思い出したくない過去です」

中目黒駅近くのカフェ『FRAMES』に現れた詩織は、大きくため息をついた。

「元彼の秀樹と別れたのは半年前のことです。2年付き合ってたので、立ち直るのに少し時間がかかりましたが、今は一応新しいデート相手もできました」

半年前の別れは、彼女の心に大きな傷を残したと言う。

「だって彼、はっきりとプロポーズしてくれたんですよ。“詩織とずっと一緒にいたい。俺と結婚してくれ”って。軽井沢の、オーベルジュのフレンチレストランの個室で。…それを翌日に覆してくるなんて、誰も想像できないですよね?」

そう言いながら、詩織はその大きな瞳をさらに丸くして見せた。

だが話を聞いてみると、彼女がここまで怒るのにも納得ができる。

彼は真剣なプロポーズをしてくれたのに、翌日にまさかの“前言撤回”をして、「やっぱりなかったことにしてほしい」と申し出てきたのだ。怒らない女性はいないだろう。

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