小寺慶子の「次くる肉!」 Vol.15

最高の焼きをほどこした牛肉の部位を食べ比べ!

シンシン、とも三角、カメノコ、〆のエビス&ビーフ 特製ボロネーゼ(写真の料理は¥6,800のコースの一例)

数年前、大阪のとある店でひとり焼肉をしていたときのこと。カウンター越しに座っていた店主が「それじゃ、アカン」と、代わりに肉を焼いてくれたことがある。自分で焼いているときは、ちょっとクセがあると感じたレバーが、同じ肉とは思えないほど美味しくなったのにとても感動した。そんな思い出がふと蘇ったのが、この4月にオープンしたばかりの『中目黒いぐちエビス&ビーフ』だ。

中目黒の人気焼鳥店『いぐち』の2号店となるこちらの主役は、鶏ではなく牛肉。6800円のコースの目玉は、スポイトに入ったソースとともに味わう牛肉の部位の食べ比べだ。シンシンやとも三角など8つの部位にそれぞれ、にんにくバターや“秘伝のタレ”などを合わせて楽しませる。焼き肉店でもいまやおなじみの部位だが、店主の鳥海徹さんが炭火で丁寧に焼いてくれる肉を食せば、いつもの味わいと格段に違うと感じるはず。カウンターで“焼きの極意”をこっそり聞き出しつつ、ひとり焼肉のスキルアップにつなげたい。

●こでらけいこ
人生最後の日に食べたいのはもちろん肉。年齢とともにカルビよりハラミ、サーロインよりもヒレと、嗜好が変わりつつあるが"肉愛"は不変! 趣味はひとり焼肉

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