出てくるのは握り30貫のみと最高にストイック! 銀座で話題の鮨店で唯一無二の体験を!

若手鮨職人の台頭が目覚ましい昨今だが、昨年銀座にオープンしたこの店も話題を集めている。

30代の店主・佐藤博之氏が手掛ける『はっこく』だ。

今宵、このお店にお呼ばれした若手ビジネスマンがいる。彼のストーリーを見ていこう。


大人気の鮨店に、突然お呼ばれした夜。試される、大人の所作。
『はっこく』

「明後日の20時から、銀座の『はっこく』の個室を取っているのですが、いかがですか?」。

メッセージの主は、先日知り合ったグルメと評判の経営者。突然の誘いに驚きつつも、「ぜひ、よろしくお願いします!」と送る。

数秒後には「ありがとうございます。お腹を空かせてきてください。楽しみましょう」と返信がきた。

社会人10年目。営業として、東京のあらゆるジャンルの人気店は網羅しつつある。

しかし、鮨はまだこれからだ。東京の人気店は予約を取ることさえ難しく、行けるチャンスは喉から手が出るほど欲しい。

『はっこく』もまた「行きたいリスト」の筆頭であった。ぴったり2ヵ月後のその日しか予約が取れない、と聞き、踏み出せずにいたのだ。


ビルのエレベーターを降りると、黒い空間に『はっこく』の文字。

奥に進むと、区切られたカウンター個室が3つ。中では、年上の男女が名刺交換をしている。全6名。

件の経営者のつながりで集ったようで全員初対面。ここに自分もひとりで来たのだ。

乾杯の後、簡単な自己紹介で名前と職業を伝える。横にいた女性は自分と同業種だとわかり、不安な気持ちが、少し軽くなった。

おまかせは¥30,000~。マグロの頭の付け根の部分を中落ちのように掻き出して巻いた「突先」。よく動く部分なので、マグロの味が濃厚。『とかみ』時代からの佐藤氏のスペシャリテで、『はっこく』の挨拶代わりの一品


噂に聞いていた怒涛の30貫のスタートだ。今日は店主の佐藤博之氏が握ってくれる。

ほどよい緊張感が場を包み、まずは、と出されたのが名物の「突先」だ。濃厚なマグロの旨みと香ばしい海苔が素晴らしい。

江戸前鮨の定番「小肌」は、天草産。中盤戦の〆として登場する

「牡蠣」は北海道昆布森の仙鳳趾牡蠣を使用。真空にして60度で15分火入れした牡蠣はまったりしてクリーミー。赤酢を煮詰めたツメを塗っている

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