白金にこそ本気で旨い店が隠れている!絶対に秘密にしておきたい名店5選

鮮やかなオマールを包み込んでいるのは鴨のコンソメ。ショーフロワ仕立ての冬瓜やクレーム・ド・オマールを添えて、フランス料理の魅力が詰まった一皿。ディナーコースの一例

正統派フレンチに一服の日本的感性をプラス『ラ・クレリエール』

日本料理の世界で、海老と相性の良い食材とされる冬瓜は、昆布、しいたけ、ベーコンの出汁で炊いてから冷やしてショーフロワにし、オマール海老の傍らに。

かつて学んだパリの老舗『グラン・ヴェフール』のスペシャリテ、「鳩のレニエ3世風」を下敷きにした肉料理は、しかし「鳩の赤身の風味にはカツオに通じるものがあるから」と、藁で香りよく焼き、本家は煮込むところを、香ばしさを活かすべく、仕上げに鳩の出汁を効かせたソースをかける。

ランド産の鳩をコニャックでマリネした後、鴨のミンチ、フォアグラやくるみなどを巻き込み藁焼きに。手羽先、ぼんじりなども、それぞれ手をかけて異なる仕上げに。料理はいずれも12,000円のディナーコースの一例

和の素材や技法もときに取り入れつつ、軸足はフランスに。

それぞれの伝統への敬意を惜しまないシェフ・柴田秀之氏は「すべては“とにかく美味しいものを作りたい”から」と語る。

真摯な志が漲る料理は、今まさに食べどきだ。

店のアイコニックなアミューズブーシュが、ブーダンノワールとりんご、トマトを挟んだプチバーガー

白を貴重にしていながら優しい印象の店内

高い天井とオープンキッチンが、開放的な気持ちにさせる

大切なあの人も思わず笑顔に。遊び心の効いた珠玉の一皿『リストランテ センソ』

オープン当初から予約困難になるのは必然と騒がれた『リストランテ センソ』は、2月で2年目を迎えた。

イタリアの『St.Hubertus』や『Villa Crespi』で6年間腕を磨き、2010年から『Locanda del Pilone』で1つ星を維持したという近藤正之氏がシェフを務めることで話題となった。

左から、爽やかな味わいのビアンカ ランチア、柔らかい苦みのコンスタンツァ

真っ白なクロスと行き届いたサービスは、日本人ならではの職人気質を感じさせ、料理の質に期待が膨らむ。

アーチ状にくりぬかれた白壁や、深い緑で革張りされたカウンタースツール、ラックに吊るされたたくさんのグラスたちが、やはりあの階段はイタリアへ通じていたのかと錯覚させる。

彼女と共に異国へ思いを馳せながら、まずはウンブリア地方のイタリアンビール、ビッラ フレアで乾杯しよう。

食前の軽いスナックとして一口ずつ楽しめるアペリティーヴォ。写真はコースの一例

まずは華やかな三種類のアペリティーヴォから。

ヘーゼルナッツのクッキーにパルミジャーノ・レッジャーのクリームを挟んで。カカオマカロンの間にはうさぎのパテを。そして色鮮やかな赤ピーマンのフィナンシェ。

木製の弁当箱の中で、繊細かつ愛らしく並ぶ様に、“本命”も心躍らせること間違いない。

うさぎのラグーと香味野菜が使われたパスタには、重すぎない赤を合わせて。写真は「La Rovere 2012」コースの一例

そして、この店のスペシャリテは、何と言ってもこだわり抜かれたパスタ。

近藤シェフの手にかかれば、パスタの域を超えた一皿に。

この日のパスタは「ヘーゼルナッツを練り込んだタリオリーニ うさぎとペッピーノ・オッチェリさんのカステルマーニョ」。サーブされたその瞬間から、ナッツの香ばしい薫りに支配される。

メレンゲ、ムース、ジェラート、スープへと姿を変えたヨーグルト。写真はコースの一例

コースを締めくくるデザートは、4種類のテクスチャーで楽しむ「ヨーグルトのバリエーション」。

誰もが、真白に統一された心洗われる美しさに息を飲み、初めて体験する美味しさに感動を覚える。一言で「デザート」とは片付けられない一皿だ。

終始、程よいテンポで繰り出される遊び心の効いたコースは、“大切なあの人”のとびきりの笑顔を引き出すだろう。

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