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  • 東カレ的美女攻略法:憧れの彼女との初デート。昼からのデートで“誠実さ”をアピールした男の誤算

    美女攻略法その2.:昼からのデートで“健全さ”をアピール!(人力車編)


    彼が用意したデートプランの3つ目は、人力車。

    仲見世通りの散歩、金魚すくいと続いたため、ちょっと一休みといったところである。

    そう、プランは完璧なのだ。あとは会話が盛り上がって、もう少しイイ雰囲気になれば…。祈るような気持ちで、2人を見送った。



    人力車では、散歩のときと同じように、お互い目に飛び込んできた風景を口にしながら、会話がぽつりぽつりと発生する。


    「気持ちいい!!」

    散歩のときの“地獄のような沈黙”を思い出したのか、小口さんはしきりにそう言って、笑顔を見せる。

    彼女が気を遣ってくれているものの、あのときの恐怖が再び到来するかもしれない…東カレ編集部が不安に駆られたそのとき、彼はこう切り出した。

    「小口さんは、結構しゃべるほうですか?」
    「あ、喋るほうなんですけど。まだ少し緊張してて…」

    「実は僕、あまりしゃべらないタイプなんです」


    !!!

    なんと、自ら「トークが苦手」と激白。彼はここで、大きな賭けに出たのである。

    ―自らの“弱み”を暴露ー

    女性の前ではカッコつけたい男性にとって、“イチかバチか”のカード。圧倒的に形勢不利だと感じたのか、早めにそのカードを切ったのである。

    何事にも動じない彼女は、これに対しても「そうなんですね」と優しく微笑む。しかし内心は、どう思っているのだろうか…。

    一方、決死の告白を終えた彼は、その後リラックスモードにスイッチ。「気持ちいいね」「あ、あのメロンパン屋さん美味しそう」と彼女に話しかけながら、ゆっくりと浅草観光を楽しんだ。

    彼のまさかの告白に、東カレ編集部は頭を抱えた。またバチェラー美女に惨敗を喫するのだろうか…。このままでは緻密なデートプランが、台無しである。

    しかしこの後、まさかの展開を見せることになる…!

    美女攻略法その3.将来設計など、真面目な話で“本気度”を伝える


    「デキる女性は将来のビジョンがはっきりしているから、こちらも真面目な話をすると反応がよい」

    高広さんは打ち合わせ時、たしかにこう熱弁をふるっていた。

    浴衣から洋服に着替え、2人が向かったのは、スカイツリーと浅草の景色が一望できる鉄板焼きフレンチ『THE DINING シノワ 唐紅花&鉄板フレンチ 蒔絵』。

    これまでのデート中、「真面目な話」などもちろんない。頻出ワードは“金魚”と“メロンパン”である。

    「高広さん、覚えてますよね…?真面目な話するって言ってた作戦。お願いしますよ!!」

    焦った編集部がこっそり耳打ちすると、彼は胸の内を吐露した。

    「実は、小口さんが綺麗過ぎてかなり緊張しちゃって……」


    どうやら生の“ミス・パーフェクト”を前に、敏腕コンサルタントも予測不能な緊張状態に陥っていたようである。

    しかしそんなことを言っている場合ではない、デートはもう終わってしまう。編集部は祈るような気持ちで、彼をディナーへ送り出した。

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