プロ彼女 Vol.3

プロ彼女は絶対しない。男に一瞬で“遊びの女”フォルダに振り分けられる出会い方とは

知ってる?シンデレラって策士なんだよ

ガラスの靴をわざと落としていったのだから。

夢は願っているだけでは叶わない。
運命なんてない、全ては戦略なの。
幸せは自分の手で掴み取るものよ。

お伽話には種も仕掛けもあるのです。

プロ彼女を目指し、無事慶應大学に入学した藤野沙織。憧れの“瀬戸涼”と近づくため、港区での人脈を広げることに成功した。彼女の次なる一手は…?


「沙織ちゃん、”イケメン俳優”と飲むんだけど明日空いてない?」

港区で遊んでいる間、このような誘いはごまんとあった。

誘いに乗っていれば、とっくに瀬戸涼と出会えていたかもしれない。しかし私は、この魅力的な誘いに飛びつきたい気持ちをぐっと堪え、一呼吸置いて考えた。

—夜中、西麻布の飲み会で出会った女を誰が本気にする…?

男の脳内は単純明快に出来ているらしく、夜中に西麻布の飲み会で出会った時点で、自動的に“遊びの女”フォルダに振り分けられてしまうのだ。

—ワンナイトで終わるなんて、絶対に嫌…。

お伽話にはシナリオがある。“瀬戸涼”と出会う場所は決して西麻布であってはならない。

初対面の印象を良くするためにメイクや服装を整えるならば、出会うシチュエーションだって整えるべきだ。誰を介して、いつ、どこで出会うかで、大きく印象は左右される。

そもそも私が西麻布に潜入したのは、彼に直接出会うためではなく、彼に繋がるカード(人物)を集めるため。

ジョーカーは意外にも、名前も知らない冴えない男だった。

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