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  • どうして私だけ怒られる?逃げ切れぬ職場の人間関係。職場バトルに潜む女の憂い

    働く女は、恋に、仕事に忙しい。

    大人になるにつれて恋愛だけではなく、仕事に関する悩みも増え、そして人間関係も複雑に絡み合う。

    —あ、私今イライラしちゃってるかも...

    働いていると、誰もが一度はそう感じることがあるだろう。

    人材派遣会社に勤める高橋美奈子(30歳)は、上司である堀田美恵(35歳)とウマが合わず、転職も考え始めたが...


    「高橋、ちょっと来て」

    また今日も、朝から堀田先輩の呼び出しである。

    「この書類なんだけど、このまま先方に出すつもり?いつになったら完璧な仕事ができるわけ?社会人、何年目だっけ?」

    —また、高橋さん怒られてるよ...

    堀田先輩の怒りの矛先を向けられると同時に、周囲から漏れる同情の声と視線が突き刺さり、美奈子は耐えきれずに下を向く。

    「すみません...」

    以前からそうだったが、最近更に堀田先輩からの“ご指導”が増えた。有難いことなのだが、そうとは思えない自分もいる。

    入社当時、堀田先輩は皆の憧れだった。綺麗で、仕事ができて、幸せな結婚もしている。

    しかし最近はいつもイライラしている。

    「会社は、遊びじゃないの。私の下について何年目になるんだっけ?」

    ほとんど毎朝のように、美奈子ばかりが怒られる。おそらく、この部署の中で一番怒られているのは美奈子だ。

    —もう、会社辞めようかなぁ...

    泣きたい気持ちを悟られぬようお手洗いに立つと、携帯が鳴った。

    画面を見ると、学生時代からの親友・沙羅から“温泉へ行こう!”という旅行の誘いが届いていた。

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