隣のスーパーウーマン Vol.2

「私がやらなきゃいけないなら、辞めます」35歳・お局の反乱。次のターゲットにされたのは誰?

問題児ばかりが集う閉塞的なオフィスに、ある日突然見知らぬ美女が現れたー。

女派閥の争いにより壊滅的な状況に直面した部署で、春菜(25)は絶望的な毎日を過ごしていた。

そんな春菜の前に参上した、謎だらけのゴージャスな女・経澤理佐。

理佐は、崩壊寸前の部署の救世主となるのか?


「墓場」と呼ばれる部署に、ミステリアスな女・理佐がやってきた。派手で超美人な彼女は、お局女性陣・おつぼねーずから早速目の敵にされた様子。

だが、入社初日から春菜のピンチを救い、理佐が新たな風を巻き起こすのではと、春菜はワクワクするのであった。


春菜は、珍しく目覚ましが鳴る前に目が覚めた。

昨夜は理佐が仕事を手伝ってくれたおかげで、いつもより早めに帰れたからだろう。

最近はお手入れを怠っていたが、朝パックをして、丁寧にお肌を整える。こんなゆっくりとした朝を過ごすのは久しぶりである。

今日は金曜日。明日は土曜だが、商社マンとお食事会、と同期から誘いが来ていた。今日1日を乗り切れば、久々に仕事の悩みから解放されて楽しめそうだ。心がウキウキする。

だが、あと数時間もすれば、心踊るのは早かったと痛感することになる。



今日も春菜が出社1番だ。

PCを立ち上げメールチェックすると、昨夜出した銀行データは、無事課長が承認してくれたようだ。1つ仕事を終えたとホッとする。

「おはようございます」

程なくして理佐が入ってきた。

今日の彼女は、淡いピンクのセットアップである。セクシーであるためピンク色なのに甘すぎない、美人だからできる格好だ。思わず見とれそうになる。

「おはようございます。昨日はありがとうございました。おかげで、無事銀行データが承認されました。」

「…おはようございます、西野さん。そうですか。」

理佐に駆け寄って笑顔で報告するが、彼女は無表情でペコリと軽く頭を下げただけだ。

-あれ?なんだかそっけない気がするけど…気のせいかしら?

初めから冷たい雰囲気のする彼女ではあるが、昨夜の一件によって距離を少し縮めることができたと思ったのに。

独りよがりだったことに気がついて、春菜は肩を落とすのだった。

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