恵比寿駅西口の線路沿い! 坂を上ったグルメ激選区で予測できないコースを楽しむべし!

恵比寿西口を出て、アトレを抜け、坂道を上がると人気店がひしめくエリアが見えてくる。その一角に、予約困難店が入るビルがあり、その1階に昨年オープンしたのが『JULIA』だ。

港区を彷彿とさせる斬新なプレゼンテーションながら、コスパよく、ジワジワと人気を得ている。

一体、どのような料理が出てくるのだろうか?


センスの良さを体現するロングテーブルの晩餐。観劇のような臨場感を楽しむ
『JULIA』

レストランの多様化著しい現代だが、大きな潮流のひとつが五感を駆使するプレゼンテーションだ。北欧から始まり、世界を席巻して日本にも定着。

お皿の上で表現するだけでなく、視覚や触覚、嗅覚などをもフルに刺激してゲストを楽しませるというものだ。

しかし、それらは高度な調理技術や仕掛けが必要なため、自ずと高価格に。まだまだ、港区界隈の予約困難店でのみ楽しめる〝選民たちの遊び〞的イメージが強かった。

が、恵比寿にもその流れが確実に押し寄せてきている。しかも、よりカジュアルに進化した形で、だ。

居心地の良い雰囲気を醸し出す、抑えめの照明やアンティークのインテリア

こちらの『JULIA』がその筆頭株。昨年3月、つくばから恵比寿へと移転。女性シェフのnaoさんと、ソムリエの本橋健一郎氏がふたりきりで営むレストランだ。

店内には、12人で囲むロングテーブルが1卓と、それに付随する形でオープンキッチンがある。ほかのゲストと共に食卓を囲む一体感は、これまでにない感覚。レストランなのに、まるで演劇の幕が上がる時のような快い緊張感が、ここにはある。

色鮮やかな球体の中身は、フォアグラクリームとカリカリとした食感が楽しいグランブルを凍らせたもの。甘酸っぱいラズベリーパウダーをまぶして

ふと、卓上にセッティングされたナフキンに目をやれば、予約者の名前入りのペーパーが巻かれている。ちょっとした演出が、実に心憎い。そして、いよいよディナーがスタート。

OMAKASEと名付けられた7,000円のコースの冒頭は、何と手でつまんで食べるスナックが8品も(!)。

赤い球状に仕立てたフォアグラボウルや、イチゴを使ったキュートなダックワーズなどが次々と登場する。

サクッと焼いたダックワーズ生地の上に、ゴルゴンゾーラチーズのムースといちごを美しく配し、タイムをあしらったダックワーズ

「手で料理に触れることで、意識を集中してもらえたら」という企みもあるそうで、なるほど狙いは的中。

naoさんのクリエイティビティに満ちた料理と、それに合わせて本橋氏がセレクトするワインが醸し出すグルーヴに、すっかり魅せられていく。

なにより「手でつまむ」という行為が、童心に帰るかのようなリラックス感をもたらす。

スナックのラストを飾るのは「スライダー」と呼ばれる小さなバーガー。モダンアメリカ料理の自由なスピリットを体現した一品は、気取らずパクッと頬張るのが、正解。

この日のメインディッシュは、鳩。胸肉は低温調理でローストに。もも肉と手羽はフリットにして「アメリカのジャンクなイメージです」とnaoさん

そして後半は、カトラリーを使ってゆったりと味わう魚・肉料理から特製卵かけごはん、デザートという流れ。緩急のついた構成と食後の充足感はやはり、観劇のそれに近い。

予測不能なワクワク体験がこの価格で楽しめるのだから、やはり恵比寿は面白く、底知れぬ街だ。

アイスクリームコーン状にくるりと巻いた薄い焼き生地の中には芽キャベツのクリームとだし醤油でマリネしたホタテのタルタルが

ウニとライスを揚げたものを合わせ、食感のコントラストが良い

Photos/Kayoko Ueda, Text/Haruka Koishihara

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