ハイスペ婚の履歴書【妻】 Vol.5

LESSよりもバツの方が受け入れられない。才色兼備の妻の苦悶:ハイスぺ婚の履歴書【妻】

好き、じゃなきゃ結婚できない。
でも好き、だけでも結婚できない。

東京で勝ち組でいつづけるには生まれ・学歴・収入・ビジュアルが複雑に絡んでくる。欲望と打算と、認めたくない妥協と。

勝ち組と言われる結婚をした夫婦たちは、どう折り合いをつけハイスぺ婚に至ったのか?

披露宴で聞かされる新郎新婦の馴れ初めなんて、正直もう聞き飽きた。

ハイスペ婚に辿りついた夫婦たちの、これまでの人生とは?

東大卒イケメンの夫、智弘と真央は、どこでどうすれ違ってしまったのかー?


年収700万円:真央(32歳)一部上場企業勤務の場合


八芳園の『スラッシュカフェ』の片隅に、可愛いと綺麗が高次元で融合したような顔立ちの女性が緊張した面持ちで座っていた。

こちらに気付き、立ち上がって挨拶をする所作の美しさにも見惚れてしまう。華やかでありながらも派手では無く、Van Cleef & Arpelsのアルハンブラのペンダントがとても良く似合っていた。



やっぱり個室のある所にすれば良かったかしら…。あまり、人様にお話しできる事では無いので。

私、主人…智弘さんしかいないと思って結婚したんです。でもそれは単に、他の男の人を知らなかっただけなのかもしれないと思う様になってしまった自分が情けなくて…。

私は神戸の出身で、小学校から高校まではミッション系の女子校に通っていました。

大学は東京の姉妹校への推薦枠もあったのですが、勉強が好きだったんです。本当は東大も目指せるんじゃないかって思っていたのですが、母に「女の子は東大に行ったら結婚相手を探すのが難しくなるわよ」と諭されて。

実家は貿易関係の会社をやっています。母はいつも綺麗にしていて、にこやかで、そして何より父をたてるのが上手な人でした。

そんな母を見ながら、私も茶道や書道のお稽古事も続けたかったので、両立できるペースで勉強し、東大ではなく慶應大学に進学しました。

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