ザ・高級店とは一味違う鮨を楽しみたい時はこちらへ! 浅草の名店で江戸前を知る!

浅草グルメの中でも、最も歴史を感じるのが鮨。ここ『弁天山 美家古寿司』は、創業1866年(慶応2年)の創業で、江戸前寿司の古典的技法をいまなお守り続ける老舗だ!

都心で最先端の鮨を愉しむのもいいが、最近はそれにマンネリを感じている……。そんな人にこそ訪れて欲しい、浅草を代表する一軒だ。


最新の鮨屋は行き尽くした!そんなふたりが次に訪れるべき老舗は浅草にある
『弁天山美家古寿司』

注目度の高い鮨屋ならふたりで巡りつくした!という、鮨好きを語るカップルが一度は足を運ぶべき名店が、浅草寺は弁天堂近くにある。それは慶応2年(1866年)創業の『弁天山美家古寿司』。

現在「江戸前鮨」といわれる鮨の始祖である、江戸時代の鮨職人・華屋与兵衛。その流れを汲む、東京きっての老舗だ。

それでいて、格式張った店構えでなく、初めて訪れた客も温かく迎え入れてくれる雰囲気も、うれしい。 御歳74歳になるご主人の内田正氏は五代目。

父親である先代の厳しい教えのもと、中学生の頃から修業を始め、この店一筋60余年。今も変わらぬ、伝統の味を握り続けている。

こちらでは、そんな一子相伝の仕事を存分に堪能すべし。

古い仕事が光る車エビは、これをめがけてくる人も多いという一品

たとえば、車エビ。最近は茹でたてのエビを温かいまま出す店が多いが、こちらでは茹であげた後、氷水で冷やして塩をあて、一度塩抜きしてから、さらに甘酢に丸一日漬け込む手間のかけよう。

甘酸っぱさをほんのりと忍ばせた車エビは、酢飯に寄り添うように口中で解け、旨みがふわりと膨らむ!

カジキマグロの昆布締めは五代目が考案。富山旅行の折に食した昆布締めをヒントに、マカジキを一日昆布で締めているから旨みが凝縮!

ヒラメは昆布締め、平貝もさっと湯引きにして、甘酢にくぐらせてから握るなど、いずれの寿司ダネも必ず手を加えるのが『弁天山美家古寿司』の矜持だ。

握り鮨のルーツであり、鮨屋の看板メニュー“コハダ”。「今の時期なら塩をして20分。酢加減はその時の状態を見て決める」

“穴子のさわ煮”は、佐島で捕れた小さめの穴子を選び、さらっと煮含めるのが流儀。爽やかに煮るという意味を込めて「さわ煮」と呼ぶ

昔ながらの薄焼き卵は、芝エビのすり身入り

マグロの赤身の漬けがたっぷりの小づけ丼¥2,000。握り12貫とのセット¥9,000も

銀座線浅草駅7番出口より3分ほどの場所にある

付き合う前やカップルになりたての頃は注目の新店デートがメインだったふたりこそ、鮨のルーツを体感できるこの味を試してほしい。ミーハーじゃない店も選ぶようになった距離感を、改めて心地よく感じるはずだ。

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