デートの答えあわせ【Q】 Vol.20

ただの遊びなの?定期的にデートするのに付き合おうと言わない男の心理:デートの答えあわせ【Q】

Q1:デートのはずなのに向こうの仲間達も一緒。二人でデートしたくないの?


—来週金曜、20時に『グランド ハイアット東京』のロビーに待ち合わせでどうかな?知り合いが青山にイタリアンをオープンしたから一緒に行こう!

LINEに店名は記載されていなかったものの、会えるだけでも気持ちが高まっている自分がいる。

しかし緊張している私とは対照的に、待ち合わせ場所に登場した真治さんは拍子抜けするくらいラフな感じだった。

「名刺、持ってきてる?」

そう言ってスタスタとタクシー乗り場まで歩く真治さんを、私は慌てて追いかける。

「め、名刺ですか・・?そもそも、青山なのになんで六本木集合なんですか?」

「沙奈江ちゃんの職場は六本木でしょ?集合場所は、近い方がいいかなと思って。」

想像していなかった優しさに、思わず心が揺さぶられる。

結局名刺の謎は解けぬまま、私たちを乗せたタクシーは青山に到着した。


知人が青山にオープンしたというお店に入るなり、真治さんは楽しそうにオーナーや周囲の人と談笑を始める。

2人きりではないことに拍子抜けしつつ、集まっている顔ぶれが、真治さんの知人ばかりだと気がつくまでにそう時間はかからなかった。

どうやら今日は、店のプレオープンのレセプションパーティのようだ。

「沙奈江ちゃん、紹介するね!こちらオーナーの田中さん。」

田中さんが穏やかな笑顔で名刺を渡してきてくれたので、私も慌てて名刺を出す。

—このために名刺が必要だったのか...

「田中さん、彼女は沙奈江ちゃんで、六本木にあるオンラインマガジンの会社で働いています。」

それからもお友達を次々と紹介してくれるものの、どういった立ち振る舞いをすればいいのかよく分からず、ぎこちない愛想笑いを浮かべながら挨拶する。

傍から見ると、私はどう見えるのだろうか。

彼女でもなければ、友達でもない。

そんなことを考えながらも食事は進み、その日は真治さんの知人たちと一緒に2軒目へと移動してお開きとなった。

帰り際、タクシーで自宅近くまで送ってくれた真治さんから不意に呼び止められる。

「次はいつ会える?来週もし予定が空いていたら、会えたら嬉しいな。」

人懐っこい笑顔でそう言われ、私は思わず来週のスケジュールを教えてしまった。

「OK、そしたら来週木曜空けておいてね!」


そして迎えた2回目のデートは、真治さんの“顔馴染み”のお店だった。

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