神楽坂の隠れ家へ… Vol.7

神楽坂ならまずはココを押さえよう!昼酒を蕎麦屋で呑むのが粋だ!

「牡蠣」(2,000円)。蕎麦を盛りつけた後、半分だけ出汁を残し、そこに生牡蠣を入れてひと煮立ちさせてから皿に盛って完成。牡蠣出汁を感じられる一杯だ。産地は日により異なるが、この日は北海道産の昆布森を使用※提供は~2月頃までの予定

会津独特の打ち方が味の決め手

蕎麦粉は会津産をメインに、福井県産の蕎麦粉を混ぜ合わせて使用。

つなぎを使わない十割蕎麦は、前日に石臼で挽いた会津産のそばの実を、当日会津独特の打ち方であるお湯で固化させて打ち上げていく。冷やで味わうとツルッとした食感、温で味わえば柔らかい。どちらで味わっても、蕎麦の虜になるはずだ。

出汁はかつお節、昆布、いりこ、干ししいたけの4種からとり、返しにはみりん、砂糖を入れて優しい味わいに。温かい蕎麦は、薄口醤油がベースになっているため、返しの甘さがより引き立ち、まろやかな口当たりになっている。

「カレー」(1,100円)。最後にかけられる煮つめた豆乳が、さらにまろやかさをプラスしてくれる

『蕎楽亭』のオリジナリティを感じる蕎麦として味わっておきたいのが「カレー」だ。

こちらは常連客の「カレー蕎麦が食べたい」という要望から生まれたメニュー。

ベースはホロホロに煮込んだ牛スジ。そこに独自に調合したスパイスを入れて、ルーを作る。そして注文が入ってから、醤油の返しを合わせて、完成。

いわゆる蕎麦屋の「カレーそば」を想像して、口にするといい意味で期待を裏切られるだろう。牛スジや、スパイス、そして返しが生み出す旨みが力強くも優しく広がっていく。

カウンターのある蕎麦屋の先駆け的存在でもある『蕎楽亭』

蕎麦のゆで汁と、蕎麦を解いて作る「そば湯」も絶品。

たっぷり飲んだ後の体でさえも、この一杯を飲み干すことでなぜか浄化されたような気持ちになるから不思議である。

そば湯で〆のはずが、このそば湯でまた一杯という気分にもなりそうなほど旨い

神楽坂という街に抱かれがちな「敷居の高さ」を感じさせない『蕎楽亭』。蕎麦前から〆のそば湯まで、スタンダードな美味しさは守りながらも遊び心を忘れない同店は、神楽坂の夜に欠かせない名店と言えるだろう。

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