今夜、麻布の『あそこ』でうまいもん食べよう!全てが一流の大人酒場はここ!

「フルーツトマト、きゅうり、レタスのサラダ」(2,000円)と「焼き茄子」(800円)などサッとつまめる料理でも、しっかり仕事が感じられる

小鉢系料理もぬかりなし

旬変わりの小鉢も絶品ぞろい!この日は「フルーツトマト、きゅうり、レタスのサラダ」と「焼き茄子」の2品をセレクト。

どちらも食材の良さが最大限に引き出され、グイグイお酒が進んでしまいそうになるほど旨い。

こんな絶品料理をサラッと作り上げる佐藤さんの経歴を聞くと、さらに驚く。なんと料理人を志したのは40歳過ぎてからだというのだ。某名店で料理の基礎を、『富ちゃん』でフグの捌き方を学び、17年前に『あそこ』を開業したのだという。

メニューは全てちょうどふたりで食べきれる程度の量が出る。量は半量にも倍にも応じてくれ、メニューにない料理も可能な範囲で作ってくれるなど、わがままが叶うのが嬉しい

可能な限りリクエスト応えてくれる、店主・佐藤さんの心意気

お品書きは毎日少しずつ変更。「いろんなものを食べてほしい」という佐藤さんの想いから、海鮮を刺し身、焼く、揚げるなど様々な料理でもてなしてくれる。

お客さんから「どうしてもとんかつが食べたい!」と言われれば、「あいよ」と二つ返事で作ってしまう。この佐藤さんが作り出す家庭的で、ほっこりとする雰囲気が、居心地の良さと使い勝手の良さを生み、長年この地で愛され続けているのだろう。

「鮭西京焼きといくらのたきこみごはん」(4,000円)。どこを食べてもご飯だけになることはなく、鮭の身といくらの食感をしっかり感じられる

ビジュアルも最高!炊き込みご飯で〆を飾る

たらふく食べて、しこたま飲んで……さぁ〆には何を食べようかと品書きを見れば「今日のたきこみごはん」の文字に心踊る。

食べきれなかったらお持ち帰りもさせてくれるのも嬉しい心遣い

出汁でふっくら炊きあげたご飯の上には、自家製の鮭西京焼きが2切れも入り、その上から今が旬のいくらがたっぷり!客前で豪快に混ぜていく様子を、横目で見ていたら「それ追加で!」と思わず叫んでしまうだろう。

男性客が多いそうだが、女性の一人客も少なくない

「ちょっと『あそこ』に行こうよ」を合い言葉に、夜ごと遊び慣れた大人が通う名店。

時には自分の飲みたいワインや日本酒を片手に、好きな料理を注文し、豪快に飲み明かす人もいるそうだ(持ちこみは自由、無料)。

佐藤さんの人柄が作り出すほっこりとした空気と、「とにかく美味しいものを、たくさん食べて欲しい」という想いが生み出す本気の料理。

今夜は、そのギャップにヤラれたい。

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