ここ丸の内には、東京、否、日本屈指のグランドメゾンがある。その名は『アピシウス』。1983年に生まれた同店は、以降フランス料理界を牽引するレストランとして君臨してきた。
一体何が、『アピシウス』を一流たらしめているのか。その歴史と現在とを、じっくりと紐解いてみよう。
本物を追求する二人の男が名店を作った
『アピシウス』
今から遡ること36年前。1983年4月、丸の内仲通りに面したビルの地下に、一軒のフランス料理店がオープンした。店の名は『アピシウス』。「APICIUS」とは、古代ローマ時代の料理人で美食家として知られた、マルクス・ガビウス・アピキウスに因んでいる。
アール・ヌーヴォー様式に則った空......
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