金曜美女劇場 Vol.53

ミスコン世界一を目指す美女は、生クリーム片手に医学を猛勉強する才女だった!

風の歌を聴き、葉っぱの歌声に耳を澄ませたあの頃…
清田彩


ハリウッド女優のようにパンと張った肩幅、伸びやかな手足、造作のはっきりした華やかな顔立ち――――。まさに大輪の花だ。

これだけ高度なスペックを与えられた美女だけに、ひまわりのように太陽の光を目一杯浴びる人生を送ってきたのだろうと想像する。けれども清田彩さんは、遠くを見るような目で「遠回りばかりの人生でした」と切り出した。

では、彼女はどんな遠回りをしてきたのか、熊本で過ごした幼少時代に遡って振り返っていただこう。


「実家は熊本の山奥で、小学校の行き帰りには森の中を通ったのを覚えています。森の中では風の歌を聴いたり、鼻歌を歌うと葉っぱが返事をしてくれたり(笑)。小学校の時は剣道に夢中で、防具を着たまま走り回って、山に向かって素振りをしていました」

一瞬、“不思議ちゃん”かと思ったけれど、そ......


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