出世の花道 Vol.4

出世の花道:日本社会は体育会系が有利?文系男には真似できない、出世の近道

出世したい―。

サラリーマンである以上、組織の上層部を狙うのは当然のこと。

だが、仕事で結果をだすことと、出世することは、イコールではない。

そんな理不尽がまかり通るのが、この世の中だ。

出世競争に翻弄される、大手出版社同期の2人。

果たして、サラリーマンとして恵まれているのは、どちらだろうか。


秋吉直樹(34歳)は同期の武田壮介から引き継ぎ、作家・西内ほのかを担当することになった。最初は不服だったが出世のためと割り切り、仕事に打ちこもうと決めた。


「あっついな~……」

飯田橋駅を出て、外堀通りと大久保通りが交差する信号。

直樹はそこで、信号が青に変わるのを待ちながら、ギラギラと照りつける太陽を睨むように見上げた。

直樹が出勤するのはいつも、太陽が一番高くにある時間帯。

朝が苦手な直樹にとってはちょうど良......


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