
どの街で、鮨食べる?
タクミ タツヒロ
匠 達広
一歩一歩地道に鮨道を歩む、堅気の実力派職人
新宿にこれほどの鮨屋があったことに嬉しさを覚えてしまう西達広氏の店。握りは鮪や豪勢な鮑など大ネタで唸らせるより、トータルバランスを重視。〆、ヅケといった江戸前の仕事を施す白身や光り物、続く貝、鮪、穴子と大筋を決め、合間に野菜や酢の物を交え、食べ手を惹きつけるのが流儀だ。
カネシチショウテン スシヒロキ
かね七商店 鮨 ひろ喜
真っ当な握りをお手頃な価格で提供
昨年6月、新宿三丁目の雑居ビル内に誕生した鮨店。全10席とはいいながらも連日盛況で、心地いい活気がうれしくなる。理由は、仕事は妥協せず、値段は良心的にという店主の心意気。なんとおまかせはコースで1万円から。懐具合を気にすることなく、真っ当な握りと美酒にありつける店なのだ。