東洋経済:『最強の働き方』『一流の育て方』 Vol.29

失恋した時の対応でモロバレする「生涯モテない人」の3大欠点はこれだ!

これまで、デキない人の「失恋時の対応」の特徴を書きつづってきた。では、一流の人は、どのようなフラれ方をするのであろうか?

一流の失恋者になるための3つのポイント

【1】「愛と執着の違い」を知っている

一流の失恋者は、「愛と執着の違い」を知っている。長らく付き合ったからこそ、相手はあなたの「別れ話のときだけ瞬間風速的に優しくなるのとは異なる、巡航速度」の魅力をよく把握しているのだ。

そのうえで、「自分が相手にとってベストの存在でなかった」ことを受け入れられるかどうかに、その人の真価がかかっている。

もし自分が「相手を最も幸せにできる人間でない」のなら、潔く引き下がるのが本当の愛である。

「自分が好きだからどうしても一緒にいたい」と言い張るだけでは、それは「単なる自分勝手な執着」にすぎないことを、一流の失恋者は達観しているのだ。

【2】思い出を美化せず、客観的に状況を分析できる

次に、一流の失恋者は失恋したとき、過度に美化した思い出に浸ったりしない。

つとめて客観的に、はたして「相手が自分を長期的に幸せにしてくれる存在」だったかどうかを、「自分が相手を長期的に幸せにできる存在」だったかと同様、冷静に見つめ直す。

だいたい、別れた相手は脳内記憶で美化してしまうものである。

しかし、一流の失恋者とは、理由もなくキレられた日々、何かしてあげても感謝がなかった日々、散歩や食事に行ってもしっくりこなかった「根本的に合わない部分」を冷静に見つめ直し、次の恋愛に建設的に活かそうとするものなのだ。

【3】過去にすがりつかず「未来志向」で自分を大切にできる

そして一流の失恋者は、「自分自身の励まし方」を熟知している。心を空っぽにして悲しみから逃れる術を知っているのだ。

聴く音楽も、今さらながらではあるが、PSYの「江南スタイル」を完コピで踊って自分を元気づけたり、ピコ太郎の「PPAP」を聴いたりして、陽気な気分になって自分をアゲにかかる。

そもそも、一流のフラれ方をする人は「未来志向」であり、過去にすがりつき、恥ずかしいまでにめめしい失態をさらすことはない。

逆に、「逆境でこそ自分の真価が問われるもの」と構え、「いままでありがとう。新しい人から、たくさんの愛を受けてね」などと、恐ろしくものわかりのよい態度をとってみせるのだから、大したものではないか。

一流の人は、フラれるときも、「恋の終わりが新たな恋の始まり」だと、楽観的な予感に満ちているのである。

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