フランス式恋愛論 Vol.2

33歳は賞味期限切れ?食事会に誘うも「20代集めて」と言われ、婚活の壁にぶち当たる女

東京の恋愛観は、窮屈だ。

“適齢期”になると恋愛から結婚へシフトチェンジし、まるで義務かのように婚活に励む女性たち。

そんな、型にはまった生き方を望む女性たちに、フランス留学経験がある杉山小雪(33歳)と日仏ハーフの夫・トム(26歳)は、強い違和感を覚えていた。

恋愛も結婚も、もっと多様性があって良いはずだ―。

画一的な恋愛観に縛られている東京の女性たちへ、恋愛先進国・フランスの価値観をお届けしよう。

前回は、結婚という固定観念に縛られないフランスの考え方を紹介した。さて、今回は?


<今週のお悩み女子>

氏名:奈緒
年齢:33歳
職業:外資系メーカー 営業職
住居:代々木上原
ステータス:独身 彼氏なし


「それでは…奈緒の帰国を祝して、乾杯!」

小雪の発声で、ワイングラスがぶつかり合う。

今日は、フランス転勤から帰還したばかりの奈緒を囲んで、サークル同期の仲間と恵比寿の『ル・リオン』に集まっている。

奈緒のパリでの生活ぶりは、小雪もSNSを通してマメにチェックしていた。本当に楽しそうにしていたから、今日はきっと土産話をたっぷり聞かせてくれるだろう。

—故郷の話が出来たら、トムもきっと喜ぶだろうな。

そんな期待もあり、トムも連れてきた。ところが肝心の奈緒が、心なしか表情に元気がない。

「奈緒、どうした?フランス生活、楽しくなかったの?」

小雪が心配して尋ねると、奈緒は首を横に振った。

「ううん、フランスはすっごく楽しかった。仕事もやりがいがあったし、週末も充実してたの。だけど…日本に帰ったらとんでもない現実が待っていたの」

そう言って、輝きを失った瞳をこちらに向けた。

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