『アンダーズ タヴァン』で供するのは、洗練さと温かみを感じる日本の旬な食材を使ったヨーロッパ各国の料理。ヨーロッパを旅するような気分で、メニューを選ぶことができる。
なかでも開業以来、シグネチャーメニューとして愛されているのが、チキンのクレイポットだ。クレイポット料理の発祥国であるドイツを代表する土鍋料理で、この鍋を使うことでより素材の旨みを引き出すことができる。
クレイポットは、まず30分ほど水に浸たして鍋に水分を含ませることで、火を入れたときにスチーム状態ができ、その後、乾燥したドライな状態に変化する。
それによって、内側はジューシーでしっとりとした食感に、外側は香ばしく仕上がる点もクレイポットならでは。フライパンなどでは表現できない火入れが実現できる。
さらに、食材をすべて投入することで、溢れ出る旨みが肉や野菜に封じ込められ、余すことなく味わい尽くすことができる。
『アンダーズ タヴァン』は、オープンキッチンが広々と設置され、活気が伝わるライブ感が垣間見ることができるのも楽しみのひとつ。出来立ての料理が各客席に次々と運ばれていく。
テーブルの中央に置かれた大きな鍋をシェアしながら会話をすれば、自然と距離が近づき仲も深まること間違いなし。クレイポットは1台で、2~3名分の量になるので、デート、女子会、接待、家族団らんなど、様々なシチュエーションに重宝しそうな逸品だ。
すっかり定番となった「山梨県産ハーブチキンのクレイポット、根野菜、スダチ」。テーブルに運ばれ、目の前で熱々の鍋から取り分けてくれる。
鍋いっぱいに入った大きなチキンは、食べ切れるかな?と心配になりそうだが、旨みがギュッと詰まった後を引く味わいに手が止まらず、ペロリといただけてしまう。食べ終えた瞬間、「また食べに来たい!」という衝動に駆られるに違いない。
そして今春、クレイポットの特性を活かし、ヨーロッパ各国の特色を楽しめるメニューを考案。定番のチキンほかに、ドイツ、ギリシャ、ベルギー、イタリア、スペインの5カ国のクレイポットが展開される。
いずれもインパクト抜群な食材を主役に、各国の異国情緒が伝わる素材とレシピで渾身のメニューが完成した。続いてのページでは、その詳細をお届けしよう。