出汁巻き卵をパンにサンド!?新感覚の“和サンド”が食べられる店5選

ごはんのお供に負けじと、サンドウィッチの具材もバラエティが多岐に渡るようになってきた。特に最近増えているのが和の素材を駆使した「和風サンドイッチ」だ。そこで、いま、話題の和サンドが食べられる5軒をご紹介しよう!

出汁巻き玉子ドッグ(¥750)

元鮨職人が作りだす和サンドを堪能!
『Deli fu cious』

もとは鮨職人であった工藤慎也さんが手がける『デリファシャス』は、魚の扱いをよく知る者こそ作れるサンドウィッチを提供する店。例えば魚は築地のルートで上等なものを仕入れ、3kg以上しか使わない。それを鮨職人の経験をいかし適切に下処理し、一番美味しい状態でサンドイッチの具材としている。

看板商品のひとつである煮穴子の天ぷらドッグ(¥850)は、穴子の活き締めをさばいて煮穴子にし、それを天ぷらにするという手間のかかった一品。さらに、これにかけるタレも煮穴子を炊いた時に作ったつめにくぐらせるという手の込みよう。

カフェデリのような現代的な空間の中で、カウンターには大きな盆栽が鎮座する。

定番商品のほか季節ごとの和サンドも含め、常時約12種を展開している。右上から塩麹サバサンド(¥400)、八丁味噌BBLTサンド(¥500)、サーモンとディルポテサンド(¥480)、煮たまごサンド(¥500)

和の懐かしい風味をさり気なく醸す極上サンドイッチ
『Wa's sandwich』

和サンドといってもあからさまに和を主張するのではなく、具材の調味にさり気なく和を効かすのが『ワズサンドイッチ』のコンセプト。鰹だしや酢、味噌など素材をいかすための味付けで、日本人が食べた時にほっとする気持ちになる仕上がりだ。

一番人気は“煮たまごサンド”で、従来の玉子サンドイッチの概念を覆す風味に、やみつきになる人が続出。また、この店はJR東日本グループ企業が運営する店。そのため駅近にあり、買いやすいのもいい。手土産にぜひ。

いま話題の新宿の商業施設、NEWoMan SHINJUKUの2階エキナカにお店はある。テイクアウトのみ。

写真手前は寿司屋の玉子サンド(¥380)で、奥はあん肝のサンドイッチ(¥900)。共同経営者であるバリスタの鈴木啓太郎さんが淹れるエスプレッソやコーヒーと合わせて楽しみたい

渋谷の和サンドは海外進出の夢へのファーストステップ
『CAMELBACK sandwich&espresso』

店主の成瀬隼人さんは、鮨屋で働いていた20代前半から、「いつか海外で自分のサンドイッチ屋をもちたい」という夢をもっていた。というのも米・アリゾナ州に留学していた時に、サンドイッチの国でありながらそのレベルがあまり高くないことに関心をもったから。そして2年前に、その先掛けとして渋谷にサンドウィッチ屋をオープンしたそう。

鮨屋での経験を活かし、キロ単価の高い贅沢なあん肝を使ったものや、鮨屋の玉子焼きを挟んだサンドウィッチを提供している。垣間見えるのは、日本人の繊細な手作業と魚の取り扱いの上手さ。すでに外国人の常連も多く、将来、本当に海外で店を持つ日も訪れそうだ。

あん肝のペーストがたっぷり入ったあん肝のサンドイッチ。

屋外にはベンチがあり、コーヒー片手にサンドイッチを楽しむことができる。

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