Wakiyaメン Vol.4

マイペース男を恋に目覚めさせた5つの出来事と、恋愛の「向こう側」に行くための決意

担々麺と、男の恋愛。

一見、何の繋がりもないこの2つだが、ある男たちにとっては違った。

彼らは、恋愛ツールとして、ネットで買ったWakiyaの担々麺を使う。

女性のタイプを真剣に分析し、3種の味を使い分ける。

彼らは真剣に恋をして、真剣に担々麺を作る。

馬鹿らしくも憎めない、Wakiyaの担々麺を駆使して東京恋愛市場を闊歩する、3人のWakiyaメン。その雄姿をお届けしよう。

高嶺の花だと思っていた美優と担々麺を食べさせたことがきっかけで付き合い始めたオサム。

2人の女性の間で揺れる准一は、大好きな辣香(ラーシャン)スープの担々麺を食べてもらい、その反応でどちらかに決めようと考え、まずは絵理奈に試し、次に沙耶に食べてもらい、ついに心を決めた。

今回、担々麺を使って幸せを手に入れようともがくのは……?


体調を崩した時に身に沁みる、一人暮らしの寂しさ


将輝は焦っていた。

親友たちに、立て続けに彼女ができたからだ。結婚を焦るアラサー女子ではあるまいし、自分だけ一人取り残されたからと言って、焦る必要なんてまったくない。そう思っていた……はずだった。

だが、年末から続いた出来事をきっかけに一人の寂しさを嫌と言うほど実感したのだ。風邪をひき、ふらつく頭で病院へ行った帰りに、コンビニで買ったおかゆとフルーツゼリーで胃袋を満たした。

体調が戻ると、忘年会とかこつけてはまた飲み歩くようになった。その頃、オサムが美優と付き合い初めたと聞き准一と一緒に喜んだ。

そしてオサムの後を追うように准一にも彼女ができた。友人たちの中で一番モテる准一は華やかな恋愛遍歴の持ち主で、沢山の女たちの間を軽やかにすり抜けてきた。

「まだ10年くらいは落ち着かないだろう」とオサムと言っていたが、今回付き合い始めた絵理奈とは何かが違うらしく、このまま結婚までトントン拍子に進みそうな勢いなのだ。

年末年始は毎年のように明け方まで飲みまくるつもりでいたが、オサムも准一も23時近くになるとチラチラと時計やスマホを気にし始めて、口を揃えて言うようになった。

「あ、そろそろ帰らないと。彼女に怒られちゃうんだ」

面倒そうに言うが、その口元からは温かな幸福がこぼれ落ちている。

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