全国の食通が通った滋賀の名店が銀座に移転! 料理は2万3,000円のコース一本、その中身とは?

今年の初頭から食通たちの間で、まことしやかに囁かれていた滋賀県の名店『しのはら』の東京進出。今秋、ついに移転を果たし、銀座二丁目に店舗をオープンした。今回は、そんな『銀座しのはら』を徹底取材。

すでに予約も難しい状況と聞くが、待ってでも食べるべき理由は店主の徹底したこだわりにあるようだ——。

器に見立てた籠の演出も粋な飯蒸し。近江産のもち米の新米を使用し、存在感ある山栗や銀杏がたっぷりと入っている。焚いた後、芳ばしく焼いた穴子を添えて

全国の食通が足繁く通う、滋賀の名店が銀座に移転

都心から何時間もかかる地方の不便な立地でありながら、東京をはじめ、全国各地の食通やプロの料理人たちがこぞって予約する名店が各地に存在する。滋賀県湖南市、最寄り駅から2キロの場所に在った『日本料理しのはら』もそんな一軒だ。

その有名店が、今秋、銀座二丁目に移転を果たした。シンプルな印象の店内だが、天井に栃の木、棚に赤杉、カウンターに檜を贅沢に使用。麻の葉をモチーフにした立体感ある壁も特徴的だ。

先付として供されるおめでたい甲羅返しには、柴山港の松葉蟹、噴火湾の毛蟹、佐渡の渡り蟹の3種を盛り合わせている。土佐酢の煮凝りがアクセントに

三陸の天然帆立、新潟の車麩、淡路のばちこ、丹波の大黒しめじを使ったお椀

「料理が置かれ、初めて完成する空間になっています」と語るのは、店主の篠原武将氏。36歳の若さながら、落ち着いた佇まいに貫禄すら感じる。

『たん熊』『招福楼』『山玄茶』という名立たる名店で研鑽を積んだ腕を存分に活かし、独自の感性も存分に料理に投影。滋賀を離れたことで、あらためて食材や郷土料理的な要素、器、酒など随所で故郷を表現している。

八寸には、鮎の馴れ鮨やすっぽんの唐揚げなど10品以上が並ぶ

季節の移ろいを伝えてくれる料理は、13品前後で2万3,000円のコース一本。これまで遥々訪れなくては食べられなった料理が、東京に居ながらにして味わえることを思えば、ある意味お値打ちなのかもしれない。

実際、オープン直後から予約が殺到し、早くも3月末までいっぱいだ。これから先の進化も見逃せないが、銀座に舞台を移した、今の篠原氏が手掛ける料理をしっかりと味わっておきたい。

滋賀のほか、各地の銘酒をそろえる。1合¥1,000~1,500

店主の篠原武将氏

客席はカウンター11席のみ

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