クリスマスシーズンがやってきた。
街中がジングルベルの歌とともに浮き足立ち、男女ともに華やかで特別な日を過ごしたくなる、年内最大のイベント。
いまどきの東京女子は、一体どのようなクリスマスを望んでいるのか?
今宵、東カレ今どき女子3人にリアルな本音を訊いた。
【座談会参者】
梨沙子:航空会社勤務・26歳
美奈:美容関連会社勤務・30歳
菜穂子:Web関連会社勤務・28歳
六本木ヒルズのけやき坂のイルミネーションを見る度に思い出すあの冬の思い出
東京カレンダー(以下TC)
いよいよクリスマスが近づいてきました。さっそくですが、今年のクリスマスのご予定は?
梨沙子:私はまだ未定。一応、デートしている人がいるのですが、その人が何をしてくれるか期待してます(笑)。
美奈:クリスマスって、相手のセンスが最も露呈される日な気がします。
誕生日はもちろん人によって違うけれど、クリスマスは世の中一斉にお祝いムードだから、比較もされやすい。レストランも早めの予約が必要だし、プレゼントも争奪戦だし。
菜穂子:分かる。相手の計画性や、エスコートの良し悪しなど、クリスマスって本当にいろんなことが見える日だよね。クリスマスに喧嘩しているカップルをよく見かけるのは、そんな理由からなのかな(笑)。
TC:確かにおっしゃる通り(笑)。やはりクリスマスは盛大なお祝いを相手に求めますか?
梨沙子:それがそうでもなくて。Too Much なのはちょっと…が本音です。
菜穂子:かなりフォーマルで、ドレスアップが必要なグランメゾン系のレストランも良いけれど、じつは意外に疲れます。
美奈:そう、非日常も良いけれど、クリスマスの後もしょっちゅうその思い出に浸れる場所の方が、幸福度が増す気がする。『あのときのクリスマスはここに来て、楽しかったな』とか。その相手と、何度も幸せを共有出来る場所がいい。
梨沙子:例えば私は、けやき坂のイルミネーション。毎年このイルミネーションを見る度に、甘酸っぱくて幸せなクリスマスの思い出が蘇るんです。
菜穂子&美奈:ベタだけど、すごく分かる!
美奈:イルミネーションって、本当にいろんなことを思い出すよね。東京に出てきて初めてのクリスマスの日とか、当時好きな彼と繋いだ手の感触とか。
菜穂子:聞いてるだけで、キュンとしちゃう!
梨沙子:あのけやき坂のイルミネーションを見る度に、胸が締め付けられるような、でも幸せな気持ちになります。
菜穂子:そうやって、相手のマインドに“何度も蘇る思い出”を埋め込めた男性はズルい(笑)。だって、その景色を見る度に、もしくはその場所に行く度にその人のことを思い出してしまうから。
TC:かなり興味深い話です。ということは、特別な場所も良いけれど、実は普遍的な場所が効果的ということですね。
全員:そういうことです。